ドッグマッサージ
Dog Massage RCB+(アールシービープラス)
阿久津 久美子さん
八千代市
阿久津久美子さん(44)が自宅でサロン形式のドッグマッサージを始めたのは今年3月。
きっかけは以前飼っていた犬達との別れだった。「3頭飼っていたが、それぞれ脾臓の癌、慢性腎不全、脳腫瘍で亡くなった」。犬が高齢だったこともあって、獣医さんには「どうしようもないですね」と言われた。「確かにどうしようもないんですが、もっと何か自分に出来ることがあったんじゃないかと思って」阿久津さんはドッグマッサージの学校の門を叩き、資格を取得した。サロン名のRCBは飼っていた犬の名前の頭文字。+(プラス)は全ての犬達の意味。
「人と同じで、犬も若いときは表に出なくても、年齢を重ねると不調が病気としてあらわれてくる。未病の段階で気付いてケアしてあげるのにマッサージは役立つ。症状を軽くしたり、遅らせることは出来ると思うんです」と話す。
近所のドッグカフェでもマッサージをしているが、そこで施術したお客さんが、その後も継続して船橋や市原からも通ってくる。何回か施術することで、表面に出ている不調の奥にある問題を探り、併せて生活や食事の改善をしていくことで、良くなっていくそう。
犬種によっても不調の特徴は違い、ミニチュアダックスは腰のヘルニア、フレンチブルやトイプードルは膝、大型犬は股関節に不調が出ることが多いそう。「マッサージをしてみると、この子、すごく頑張っていたんだな、と感じることがある」。
動物は野生の本能で弱みを見せることがなく、多少痛くても我慢してしまうのだそう。「犬は私たちを癒してくれる存在、その癒しのお返しをしてあげたいですね。こちらが愛情を注げば、犬は必ず応えてくれます」と阿久津さん。これからも多くの犬たちに癒しを与えてくれるに違いない。
▽問☏090・9363・0635。
▼八千代市萱田2230‐6。