3月4日開館
佐倉市
佐倉図書館等新町活性化複合施設「夢咲くら館」(愛称)が3月4日に開館する。地上2階、地下1階で、同市新町の市民駐車場跡地に建設された。愛称は公募で決定。墨色の壁が印象的な外観は、古い街並みが残る新町をイメージしたもの。
1階にはカフェが併設され、エントランスホールの床部分には江戸時代末期の佐倉城と城下町を描いた「一分一間佐倉絵図」が描かれていて佐倉の過去と現在に思いを馳せることができる。
地下1階の「図書館・子育て交流フロア」では、開架約9万冊、閉架約7万冊がある。一般書コーナーの閲覧席は152席で、大きな窓から自然光を取り入れてゆったりと過ごすことが出来る心地いい空間だ。
一番の特色は子育て世代に安心して利用してもらえるよう無料の託児室や子育て相談室、赤ちゃん休憩室が完備されたこと。おむつ換え、授乳などが利用しやすくなっている点だ。
絵本や児童書も充実。エレベーターも非接触型で安心だ。また県立佐倉東高校の協力を得て佐倉の四季を描いた友禅染が展示されており、活動発表の場としても利用が期待される。
2階には「佐倉を学ぶフロア」があり、古文書など貴重な資料の閲覧が可能。同市に関する書物が揃っていて、一見の価値がある。
今後は佐倉の秋祭り、時代まつりなどのイベントの拠点としても大きな役割を果たすことだろう。
▽開館時間9時~20時。月曜・第1火曜日休館。駐車場55台。施設利用者は3時間無料。
▼佐倉市新町40番1。
▽問☏043・485・0106。