手賀沼カレープロジェクトが手掛ける「ぬまカレー」の発売を記念して、4月19日、道の駅しょうなんでお披露目イベントが開催された。
「ぬまカレー」なにそれ!?という方も多いでしょう。
ぬまカレーの三原則は、1.我孫子・印西・柏市で生産されたほうれん草を使用すること。2.緑やうぐいす茶など手賀沼の自然が表現された色であること。3.ドロっとしたほうれん草のキーマカレーであること。

同プロジェクトは「ぬまカレー」を開発・販売し、地産地消の推進と食品ロスに貢献、また、手賀沼の知名度アップを目指し、日本最大級のカレーフェスティバル「よこすかカレーフェスティバル」(5月17・18日開催)等に出店する。
「せっかくだから手賀沼の自然を感じてもらえるようなカレーをつくりたいと考えたんです」と話すプロデューサーの波木香里さん。波木さんはほぼ毎日カレーを食する猛者で、柏カレーPRESSの代表でもある。
どうやったら緑色のカレーを作れるかを模索していくうち、千葉県は全国有数のほうれん草の生産地であり、特に北西部の生産量は県内の6割を超えていることがわかった。ただ、ほうれん草だけだとヘルシーすぎる、もうすこしパンチの効いたカレーを目指したいと試行錯誤の末、ひき肉とマッシュルームを加えたどろっとしたキーマカレーが完成した。合言葉は「どろどろしようぜ!」。

「ほうれん草を使ったサグチキンカレーや、パラクパニール(ほうれん草とチーズ)はよく見ますが、ほうれん草のキーマカレーは珍しい。見た目のインパクトと味のギャップを楽しんでもらえたら!ぬまカレーから手賀沼を知ってもらいたい」と意気込む波木さん。
ほうれん草の甘みとまろやかさに肉のうまみも加わり、ほどよい辛みがアクセント。レトルトとは思えない美味しさの「デリー謹製 ぬまカレー」(税込875円)は、道の駅しょうなん、あびこ農産物直売所あびこん、我孫子インフォメーションセンターアビシルベ、numa cafeなどで販売予定。ネットでも購入可能だ。ぜひ一度お試しを!
(取材=松原美穂子)
