城郭考古学者の千田嘉博氏らの最新の論考
佐倉市
佐倉市市制施行70周年を記念して、「城下町佐倉絵図集成」が刊行された。佐倉城とその城下を描く城下町絵図、城絵図等の写真図版が多数掲載されている。
特色として一つ目は、全国各地に分散していた絵図の調査、研究を進め、古写真などの図版を含め、冊子にまとめて採録したこと。
二つ目は、城郭考古学者の千田嘉博氏、佐倉市史編さん委員会の川名禎氏と岩淵令治氏による最新の関係論考、コラムなども掲載されていること。まさに佐倉城絵図を掲載した冊子の決定版となっている。
「絵図は江戸時代の初めから終わりまで、明治に入ってからも作られた。明治初期に撮られた写真も興味深い。歴史好きな人々だけでなく地域の人々にも手に取って頂きたい。今後の佐倉市のまちづくりにおいても大きな役割を担う」と同市魅力推進部文化課の須賀隆章さん。関連企画として、市内2カ所でパネル展も開催される。
▼書籍名:『城下町佐倉絵図集成』1500円(税込)A4横版全176頁オールカラー。
▼販売場所:夢咲くら館、国立歴史民俗博物館ミュージアムショップ、佐倉武家屋敷、旧堀田邸、佐倉順天堂記念館、佐倉市内各出張所と派出所。郵送販売については佐倉市役所魅力推進部文化課文化財班。
■関連企画:城下町佐倉絵図集成パネル展「佐倉城を描く。城下町を描く。」
▽第一期=会場:夢咲くら館1階エントランスホール(佐倉市新町40-1)開催中~12月6日(金)9時~20時。最終日15時まで。
▽第二期=会場:イオンタウンユーカリが丘東街2階 佐倉市役所魅力発信スペース(佐倉市ユーカリが丘6丁目12―3)。12月10日(火)1月31日(金)10時~20時。最終日15時まで。
▽問☎043・484・6192(担当:須賀さん)。