感動をありがとう!2020東京オリンピック 大岩千未来選手

東葛まいにち

 1年の延期を経て開催された東京オリンピック(7月23日~8月8日)が無事に終了した。金メダル27個、総メダル数58個という輝かしい結果は、もちろん日本新記録。計り知れない努力に裏打ちされた選手たちの姿は、見る者に感動と興奮を与えてくれた。本紙で2019年、2020年にインタビューをした4人のアスリートから熱いコメントが届いた。

大岩千未来さん(新体操個人総合)野田市出身(あずさ第一高~国士舘大学、イオン新体操クラブ)
 8月6日予選。先ずボールは、身体の曲線に沿ってなめらかに滑らせる。次のフープでは200度以上の開脚を披露。3種目目はリボン。赤いリボンのカラーとレオタードのカラーが美しく、可憐な演技で見る者を魅了。最後のクラブは、柔軟性の持ち味を生かした演技だった。単身ロシアでの修行の成果も見られた。結果は、決勝進出ならず。が、次も狙える19歳。

 

夢の舞台での喜び
 「オリンピックは、自国開催と無観客が重なりすごく緊張してしまい、4種目とも自分の思い通りの演技ができずに悔しい結果となってしまいました。ここまでの練習もかなり追い込み故障などはありましたが、自分の中ではやり切れたと思います。この舞台に立ち、夢を叶えることができて嬉しい気持ちでいっぱいです。そして、何故失敗してしまったのかを自分の中でしっかり考えて反省し、次に活かしていきたいと思います。1種目目の失敗からの切り替え方や、少しずつでも自分らしい演技が出来てきて、最後の種目ではやっと思い切り演技する事ができたので良かったです。沢山のご声援ありがとうございました」

(取材・文=高井さつき/写真=高井信成)