断捨離でモノとココロを整える

地域・自然

3秒の判断力が断捨離のコツ

 新型コロナウィルスの自粛規制により、快適な自宅での過ごし方が見直されてきた。夫、妻の在宅勤務、部屋を散らかす子どもたち。ストレスが溜まる環境だ。また、梅雨を前に衣替えの季節でもある。これを機に断捨離にとりかかってみてはいかがだろうか?

断捨離とは、「断行」断つこと、「捨行」捨てること、「離行」離れること、という三つの意味からきているヨガの教え。部屋の整理は心の整理、自身の在り方を見直すことでもある。

そして、断捨離で出た大量のモノたち。ぜひ、リユースしてはどうだろうか。リユースとは、使えるものは何度でもの精神。自分にとっては不用品だが、誰かにとっては必要なモノかもしれない。

リユースショップとして千葉県で17店舗を展開するオフハウス(柏市高柳駅前店)の店長・川崎大雅さんは「モノを3秒見て使わないと思ったら、それは使わないモノです」と断捨離の極意を語る。モノにはそれぞれ思い出、歴史がある。が、必要か必要でないかを見極めることが大切だ。

オフハウスは、衣類、家電、バッグ、おもちゃなど一部を除きほとんど買い取ってくれる。大量のリユース品を持ち込んでみたものの、業者によっては、買い取って(引き取って)くれない店舗もあり、せっかく持ち込んだのにまた自宅へ持って帰ることになってしまった方もいるのではないだろうか。

他国に住む人にリユースされるモノも

高価な値段がつくのは、流行のデザインの服や状態の良い品。かと言って少し古びたTシャツでもOK。買い取った商品で日本では売れないモノは、オフハウスではフィリピンなど中東アジアの人たちへ送っている。世の中の誰かの役に立っていると思うと断捨離もうれしくなる。

リユースショップは、品物を持ち込むだけでなく、必要な品を見つけられるところでもある。「今はネットでリユースを利用する方も増えていますが、ここに来て実際に見て、触って、選べる、これが店舗の良さでもありますよ」と川崎店長。

断捨離をすることにより、達成感、充実感が味わえ、日々暮らしていくモチベーションにもなるのではないだろうか。(文、写真=高井さつき)

■オフハウス柏高柳駅前店
柏市高柳1-6-6
04-7157-0152
10:00~19:00(6月から21:00まで)
年末年始以外は毎日営業
P120台