「野草をさがそう」

東葛沿線さんぽ

 「電車に乗って散歩に行こう!」をコンセプトに昨年スタートした『東葛沿線さんぽ』

コロナによる緊急事態が継続中の今、自宅周辺でのお散歩の際に、道端や空き地で咲いている雑草に心を寄せて歩いてみるのはいかがでしょうか?

 今回は、野草に詳しい千葉県立中央博物館 分館海の博物館の斎木健一分館長に話をお伺いしました。

 春の花のシーズンは終わりつつありますが、道端にはたくさんの野草・雑草の花が咲いています。

コロナ自粛での体力不足を補うために散歩をする方が増えているようですが、散歩のついでにきれいな雑草の花にも目を向けてください。散歩のお供にはぜひ図鑑を。花の名前がわかれば、散歩もますます楽しくなるはずです。最近は散歩のときに使う図鑑もたくさん発売されていますので、初心者でも楽しめるものを2冊ご紹介しましょう。

 「美しき小さな雑草の花図鑑」(山と渓谷社1600円+税)。身近な雑草の花をこれまでにないほど美しい写真で紹介されている図鑑。雑草の花を探しに行きたくなります。

 「ポケット図鑑 身近な草花300街中」(文一総合出版1200円+税)。花の色別一覧表があるので、名前のわからない花をさがすのに便利な図鑑です。

 最近はインターネット上の図鑑も充実してきました。千葉県立中央博物館でも野草や樹木の検索図鑑を公開しています。千葉県の県立博物館のホームページから、「デジタルミュージアム」のバナーをクリックするとたどり着けます。このサイトにはスマホ版もあります。どちらのサイトも無料ですのでぜひご利用下さい。

※掲載されているものは5月20日時点での情報となります。

(写真・文=土肥佳子)