2021年8月24日。ザ・ローリング・ストーンズのオリジナルメンバーであるチャーリー・ワッツ(Dr.)が逝去しました。デビュー以来、ミック・ジャガー(Vo.)、キース・リチャード(G)とともに、ストーンズを支えてきたチャーリーの追悼上映作品『ワン・プラス・ワン』をご紹介いたします。
ロックンロール史上に輝く名曲である「悪魔を憐れむ歌」(英題 Sympathy For The Devil)誕生の瞬間を捉えた音楽ドキュメンタリー映画が1968年に制作された。その年、パリで学生たちによる教育政策への暴動から発展し、市民・労働者による大規模な反対運動が起こった(五月革命)。そのパリから離れ、ロンドンにやってきたヌーヴェルヴァーグを代表する巨匠ジャン=リュック・ゴダールと、世界最強のロックンロール・バンド、ザ・ローリング・ストーンズの若き日のコラボレーション作品。
日本での劇場初公開は1978年、1996年にもリバイバル上映された作品です。ゴダールによって映し出されたストーンズのリアルなレコーディング風景、その実験的な奇作をぜひ、キネマ旬報シアターでご覧ください。
「ワン・プラス・ワン」2022年1月8日~21日上映
(キネマ旬報シアター 富さや香)