八千代新川千本桜まつり2024

東葛まいにち

10日までエコライトアップ開催

主催・八千代新川千本桜まつり実行委員会

八千代市

八千代市の新川にある日本最長級の桜並木では今、約700本の濃いピンク色の河津桜が見ごろを迎えている。国道16号線「道の駅やちよ」近くの八千代橋から見渡せる新川沿い4.6㌔の桜並木だ。

早咲きで知られる河津桜の植樹は2002年から2004年の間に1本1万円で桜の里親募集をしたのが始まり。2003年には市民団体「八千代市新川千本桜の会」が発足。「実は河津桜だけでなく、陽光、ソメイヨシノなど8種類の桜が植えられています。開花時期がずれているので長く桜を楽しむことが出来ます」と、発足当初から在籍の萩原善彦会長(80)。害虫駆除、草刈り、施肥、遊歩道の整備などを50名の会員がボランティアで行っている。

メインイベントは今月2日と3日で既に終了したが、エコライトアップは10日まで開催中で、17時から20時まで。白色と暖色のLEDライトが交互に500㍍の美しい桜並木を照らし、見事な夜桜が楽しめる。

ライトアップは2017年から実施していたが、2019年の台風で100本以上の桜が被害を受けた。このことで地球温暖化の影響を強く感じ、桜を通じて脱炭素、SDGsの達成を目指し、2022年から太陽光パネルでの発電に切り替えた。

25台のポータブル蓄電池で一日の電気を賄っているが悪天候時に対応するため、今年はEVバスを導入。キッチンカーの電源も一部賄うなど努力と進化を続けている。

今年で8回目を迎える桜まつり。これからも自然エネルギーと市民ボランティアの丹精

と叡智で美しい桜並木を守っていって欲しい。

▽アクセス:東葉高速線、京成本線「勝田台駅」または東葉高速線「八千代中央駅」から「米本団地」バス停下車。

▽問☏047・407・0192(八千代市観光協会内)。 

▼八千代市米本4905-1(道の駅やちよ)。

※写真キャプション

河津桜の並木道

八千代新川千本桜まつり実行委員会の皆さん