たっちゃんの行ってきました!
京成千葉中央駅周辺
美術館通りを歩く
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京成千葉中央駅で下車して、国道126号まで続く美術館通りを歩いた。
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先ずは千葉市立美術館へと向かった。同館1階は「さや堂ホール」と呼ばれ、8本の円柱が並ぶネオ・ルネサンス様式の空間は壮観。
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1927年(昭和2年)に建てられた旧川崎銀行千葉支店の建物が、新しいビルの内部に包みこまれるようにしてそのまま復元保存されいて、千葉市の文化財に指定されている。コンサートなどにも利用でき、取材当日は、プロモーションビデオの撮影中だった。
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5階の常設展で木曽街道を描いた木版画などを鑑賞後、多色摺体験スタンプを押してハガキを1枚製作。歌川広重の「亀戸天神の境内」で、藤の花がきれいに摺れて満足。
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美術館前の国道を渡り、画廊「スペースガレリア」へ。13名の作家が制作した銅版画展「アニモ展」が開催されていた。
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これらの作品はギャラリーのすぐ前の美術館4階のアトリエを使用して制作したものだそう。様々の個性の作品が展示されているので、しばらく楽しむ。
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「美術館との連携は3年になり、参加する作家さんが増えた」とオーナーの尾谷方子さんはにこやかに話す。
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ランチのために「ジョイズキッチン」に向かって美術館通りを戻ると、映画館「千葉劇場」の壁のポスターが目に飛びこんできた。
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『パリタクシー』という映画。説明を読むと「終活に向かうマダムを乗せたタクシー運転手が彼女の人生を巡るパリ横断の旅に巻き込まれていく姿を描いている。人生を過ごしたパリの街の秘密とマダムの過去」とある。なかなかよさそうな映画だ、近々見に来よう。街とそこに暮らす人の人生にしばし思いを馳せながら、ジョイズキッチンに到着。
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ここには前回も訪れていて、パニーニというイタリアンサンドイッチが美味しい店だ。「開店の10時からお酒も飲めますよ」とオーナーの柴田季実子さんは微笑む。
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店内にはデザインも素晴らしく、趣味の良い色の椅子が並ぶ。すぐにカウンターに着く。4月12日に開店したばかりだというが、センスの良い新しい店との出合は街歩きを楽しくする。
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食事の後、ゆっくりと散歩。毎月第4日曜にフリーマーケットを開催する千葉銀座通りへ出ると、「CAFÉ呂久呂」の前で「みろく農場」が野菜を販売していた。
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毎週木曜に取れたての野菜を東金市から運んでいるという。新鮮で色つやがとても良い。ズッキーニ2本とブルーベリーを買っていると、常連さんが次々と集まり、籠いっぱいに野菜を買っていく。
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CAFÉ呂久呂とみろく農場は2011年にアースデイマーケットというマルシェで知り合ったそうだ。このように緩やかなネットワークで繋がった店が通りにアクセントを与えているのは、こちらまでうれしい気分になる。心もお腹も満たされた豊かな散歩時間に満足した。
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■今回の散歩Data:およそ2㌔、約2時間。