沿線さんぽは番外編

東葛沿線さんぽ

今月の沿線さんぽは番外編として自宅近くで手軽にできるウォーキングについてのご提案です。トレーナーとして競輪選手やオリンピック出場選手など多くのアスリートのケアを行ってきた流山市江戸川台にあるはり・きゅう・整体院「治療ルームさかい」の酒井真一院長に話を伺いました。

▽ウォーキングは健康によいとよく聞きますが、腰痛や膝痛など身体の痛みに繋がるリスクもある気がします。効率的且つ安全にできるコツがありましたら教えてください。

(酒井院長)ウォーキング効果アップに必要な要素はズバリ3つ!柔軟性・体幹力・正しい歩き方です。

▽柔軟性も⁈ちょっと意外です。

(酒井院長)たくさん歩いているとふくらはぎや太ももの筋肉は疲労で硬くなります。ふくらはぎの筋肉をストレッチする(①)ことで、ウォーキングの着地時に足首を柔らかく使うことができ、ケガのリスクを下げることにもつながりますよ。

▽なるほど!

(酒井院長)また、太ももの前(大腿四頭筋/②)や後ろ(ハムストリング/③)のストレッチをすると、股関節や膝関節をやわらかく使えてラクに歩けます。

▽これでウォーキングが楽しくできそうですね!

(酒井院長)次に体幹力ということで、骨盤を安定させるトレーニング方法をお見せします。

(④)1.仰向けに寝て、膝を90度に曲げます。2.お尻を持ち上げて肩から膝までが一直線になるように5~10秒キープしてください。

▽思ったよりラクかも

(酒井院長)もう一つの方法もお見せします。(⑤)1.四つん這いの姿勢をとって 2.片方の膝を骨盤が傾かない程度に横に上げて3秒キープします。左右交互に5~10回行ってください。

▽体幹鍛えてる!って感じです!

(酒井院長)そして歩くバランスを鍛えるトレーニング(⑥)です。1.片膝を上げた状態で3秒キープします(ふらふらする方は壁に寄りかかりながらでもOK)2.足や背筋を伸ばした状態で上げた膝を両手で抱えて、上体に引き付けて3秒キープします。左右交互に5~10回行ってください。

▽回を重ねるごとに楽になりますね~。

(酒井院長)最後にウォーキングの際の正しい歩き方(⑦)についてお伝えします。時間は20分から40分くらいがおすすめです。着地は踵より少し前で足首を柔らかく使うことを意識しましょう。

 いつもより腕を後ろに大きく振ることで骨盤を安定させます。また、普段より数センチ膝を高く引き上げるイメージでリズムよく歩きます。

▽家にいてできるので、気軽にエクササイズしてからウォーキングに行こうと思います。ありがとうございました!

お話を伺ったのは酒井真一さん

はり・きゅう・整体の「治療ルームさかい」院長。医療機器に頼らずに技術で患者さんの悩みに応え、お年寄りからアスリートまで幅広い年代の信頼を集めている。

■治療ルームさかい

流山市江戸川台2‐57

℡04‐7137‐9165

受付時間:9時~12時/13時半~19時 日・祝休診