氷冷煎茶のテイクアウトが人気!日本茶と千葉名産の専門店「大久保園・本店」

おすすめします!このお店
柏木成則さんと妻の萌さん

習志野市

 老舗茶舗「大久保園・本店」が今年から始めたテイクアウトドリンクが好評だ。京成大久保駅のゆうろーど商店街にある同店の創業は1945年(昭和20年)。店内に扱いのある約40種類のお茶の銘柄から温かいものか冷たいものを選べる。今の季節は、急須で入れたお茶を氷冷したものが人気だ。温かいお茶はペーパーカップで提供。100㌘当たりのお茶の価格により値段が変わる(270円~)。販売は12時~17時、飲食スペースは無い。

 「価格の違いは、カテキン、テアニン、カフェインなどの成分の含有量です。どのお茶でも薫り高く、渋み、甘み、そして色を楽しむことが出来ます」と三代目の柏木成則さん(48)。煎茶だけなのにまるで抹茶が入っているような色味が出せるのはお茶屋が淹れるお茶ならでは。ソイラテや麴ドリンクもあって、これらもおすすめだ。妻の萌さん(47)の明るい接客も人気だ。

 同店の煎茶は深蒸し茶がメイン。柏木さんが生産地の静岡の製茶問屋に出向き、大久保園独自の味を決めている。深蒸し茶は浅蒸し茶に比べ、最初香りはあまり感じないが口に含むとコクが広がり飲み終わった後には口の中に香りが広がる。急須を使い85℃のお湯で入れると程よい渋みと深みを味わえる。丁寧に入れた一杯でリフレッシュしてみてはいかがか。

 同店はお茶以外にも落花生、海苔などおすすめの千葉の名産品が充実していて、専門店として地元に愛されている。手作り味噌、寺田本家の天然生麹や甘酒、はちみつなど他店では手に入らないものも多い。落花生は今月から徐々に新豆が入荷する。

 京成大久保駅徒歩7分。10時~19時。日曜定休(1日、2日、15日の「お茶の日」は営業)。無料駐車場有(15時~18時車両通行止めのため利用不可)。

▽問☏047・472・1569。(習志野市大久保3-15-3)。

▽「大久保園」支店=マルエツ大久保駅前店内店、北習志野店、八千代台店。