12月1日開催予定 船橋市
「船橋駅」と「津田沼駅」という巨大な駅に挟 まれた「東船橋駅」。駅開設35周年の節目に地元住民が地域活性のイベントを開催しようと考え、生まれたのが「ひがふなフェスタ」。10年目を迎える今年は、12月1日開催予定。
「もともと閑静で、言い換えると少しさみしい街であったが、このお祭りが街に住む子どもたちの1年に一度の待ち遠しいお祭りに成長した」と実行委員の上内健生さん(56)は目を細める。
始めた当初は近隣小学校のPTA関連やおやじの会、商店や企業の人々をどうにか巻き込み開催していたが、回を重ねるごとに協力してくれるサポーターや店舗が増え、ボランティアの数は総勢200名に上る。行政や警察、消防も協力する地域を代表するイベントにまで成長した。
フェスタ当日は地元の出演者を中心とした3つのステージに、飲食店のブース、病院関係の健康エリアなどが駅前に並ぶ。さらに今年はスーパーカーが2台登場予定。
この祭りから誕生したのは、駅前の商店が名を連ねる「ひがふなSHOW展街」で、お祭りの収益金を活用して設置された街の防犯灯、ゆるキャラ「ひがふな〜ドン」や地元のB級グルメ「ひがふな丼」などがある。
これまでには、熱い思いの者同士がぶつかり合い、フェスタ存続の危機に陥った事もあったと言う。しかし街の重鎮達の助言や互いの歩み寄りによって再び同じ方向を向き歩き出す事が出来た。
「今回で10年目となる、ひがふなフェスタだが、これは通過点。この先は20回目に向けて次世代の担い手を育てていく事が大きな目標」と上内さんは語る。
●開催日時:12月1日(日)10時〜16時(予定)・
●開催場所:JR東船橋駅南口。
●問☏090・3530・2947(ひがふなフェスタ運営事務局・上内さん)。