伝統文化の継承者を育てる

ふれあい毎日

子どものための将棋教室

C&C将棋塾

八千代市

八千代市ゆりのき台に幼稚園児から高校生までを対象にした将棋教室がある。2008年創立のC&C将棋塾だ。会員は60名程。初歩指導から、奨励会を目指すコースまであり、塾生の中には全国大会に出場、優勝者も数多く排出する。塾にはOBが時々訪れ、大会優勝者との対局の機会に恵まれることも。

指導は小高(おだか)弘之塾長と、「現在はタイトル戦出場を目指している」と話す長女で女流初段の佐季子さん(19)。小高さんは将棋一家で、長男の悠太郎さん(25)は三段の奨励会員だ。「今でこそ、将棋は注目されているが、始めた頃は斜陽の時代。千年近く続く伝統文化である将棋を振興したい思いがあった」と語る小高塾長は日本将棋連盟普及指導員で、自らも五段の腕前。棋力の段級認定も行っている。

「お願いします」の礼で始まり、負けた方が「負けました」と自からの負けを認める。「敗北感を味わう経験が、子どもたちを成長させる」。

伊藤由羅(ゆら)さん(小6)は、「勝ち負けがちゃんと決まるところが面白い。負けたら、そこから強くなれるし、勝ったらうれしい」と、将棋の面白さを話す。

「相手の考えを推し量り、人の心を読むことも、将棋で培われる技量の一つ。相手の考えを懸命に読んで、自分の一手をぶつける」。対局する塾生の眼差しは真剣だ。

「将棋の一手目は百通り以上の手が。五手目は百億通り、百手目になると、宇宙にある全ての原子の数より多い手の数がある。それを全て人の頭で把握するのは不可能。そこが将棋の魅力でもある」。将棋盤はまさに小さな宇宙なのだ。

▽八千代市ゆりのき台3-3-5-201。

▽問☎Fax047・487・8898。https://www.candcshogi.com

写真 対局後の指導をする小高さん