現在、東葛エリアで「おはじきサッカー」という愛称で親しまれているテーブルフットボールというマイナースポーツが広まりつつあります。卓球台ほどの大きさのテーブルをフィールドに見立て、サッカー選手の人形が乗ったおはじきのようなものを指で弾いてサッカーの試合をするもので、75年ほど前にイギリスで発祥し、現在は欧州を中心に世界的に普及しているテーブルゲームです。
そのアジアカップが、なんと!来月、7月8日と9日で、柏市で行われることが決定したのです。その名も「アジアカップオブテーブルフットボール2023柏」です。実行委員長である鴻井建三(こうい けんぞう)さん(以下 鴻井さん)は日本におはじきサッカーを普及させた第一人者です。
作業療法士として働いていたころに出会い、身体面でも精神面でも楽しみながらリハビリになると感じたそうです。またスペインに渡り、教育や地域のコミュニケーション活動などに、実際に地域ぐるみで普及されていたのを見て、なんとなく生きづらさを感じている人にも世界に羽ばたくきっかけになり得る!とピンときたそうです。
頭で考え、選手の駒を指で弾くことさえできれば、どんな方でもプレーすることができます。また長い期間プレーすることができるので、子どものうちから始めればキャリアを積むことができ、日本代表として、2年に1度開催されるワールドカップを目指すことも夢ではありません。
「弾いた分だけうまくなる!戦った分だけ強くなる!」と鴻井さんは言います。まずは実際に見て触れてほしいそうです。そうすれば競技の奥深さを知ることができ、どんどんハマっていくと。特にジュニア世代やレディース部門は競技人口も少ないので日本代表になれるチャンスは誰にでもあるそう。地域での指導者、競技人口を増やし、代表選手を育成、地域活動から地域クラブを作りアジア大会、そしてワールドカップへ…。子どもたちを世界大会へ連れて行きたい、鴻井さんの夢は果てしなく広がります。
来月行われるアジアカップではアジアの強豪のプレーも見られ、おはじきサッカーを体験することもできます。来年はイギリスでワールドカップがあるので、柏から世界へ挑戦する選手が出てくるかもしれないのです。アジアカップが日本、しかも柏市で行われるなんてまたとないチャンス!
新設校の田中北小学校で行われる「アジアカップオブテーブルフットボール2023柏」は大注目です。ぜひ会場で体験を!