ふれあいあごら

ふれあい あごら

コロナ 個人の対策がますます重要に

オミクロン株の第6波により、まん延防止措置期間が延長された。オミクロン株の特徴として、これまで罹患しにくいとされていた子どもへの感染が止まらない。多くの保育所、小学校などでクラスターが発生、最近では学級閉鎖や休校も珍しくなくなった。

政府は昨年12月、国の新型コロナウイルス感染症対策分科会で示された考え方を受け、これまでの「ステージ」から、感染状況に加え医療の逼迫状況を重視した、5段階の「レベル」での分類に変更した。

これを受け、千葉県では感染状況、病床使用率などを判断の指標と定め、基準を越えた場合に、次のレベルに移行することとした。本年1月1日、基準の1つである県内複数の保健所管内で、オミクロン株の市中感染が発生し、レベルを2に移行、それ以来レベル2の状態が続いている。

このレベル2というのは、「新規感染者数の増加傾向が見られ、医療の負荷が生じはじめているが、段階的に病床数を増やすことで、医療が必要な人への適切な対応ができている状況」をさす。

県全体の状況は、2月17日時点での直近1週間で、陽性者数は3万人を超え、即応病床使用率は68.2㌫となっており、既にレベル3への移行の基準を上回っている。

しかし、オミクロン株はこれまでの予測にあてはまらない部分もあり、東京都、埼玉県、神奈川県と連携を強化しながら、総合的に判断すると県の担当者は答えている。

既に現在、感染力が非常に強いと言われている次の変異株が国内で確認されている。社会経済活動と感染対策の両立を目指す今、第7波に向けての備えは急務だ。ワクチン接種を初め、個人個人のコロナ対策が益々重要性を増しているのではないだろうか。

■新型コロナウイルスの感染経路の中心は飛沫感染及び接触感染。閉鎖空間において近距離で多くの人と会話したり、咳やくしゃみ等の症状がなくても感染を拡大させるリスクがある。無症状者からの感染の可能性も指摘されており、油断は禁物。家やオフィスの換気を十分にして、睡眠などで健康管理をしっかりする。

「3つの密」の回避、マスクの着用、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒の励行を引き続きお願いします。(出典:厚労省)

(市川市議 石原みさ子)