刀剣ブーム  千葉県剣道連盟 居合道部

ちば湾岸エリア
角 満之氏

あなたもチャレンジしてみないか!

千葉県剣道連盟

居合道部 八千代支部

ゲーム「刀剣乱舞」から生まれた刀剣女子。そして映画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」の成功から「刀」がブームになっている。八千代市で活動する居合道八千代支部を訪ねた。

「居合道(いあいどう)」の始まりは、敵の不意の攻撃に対し一瞬の間を置かず倒す武術だ。しかし戦いのない現代では、この刀術をもとに仮想敵を想定しながら正しい姿勢と呼吸を使って刀法を身に着け、心の落ち着きと健康増進を目指す「居合道」へと変化して来た。

 勝田台小学校体育館で稽古をしているのが、千葉県剣道連盟居合道部八千代支部だ。支部長は同市スポーツ指導員で教士七段の角 満之(かどみつゆき)氏。10代から80代の老若男女20数名が所属していて、毎週日曜の夕方に稽古している。道着は白か黒の居合道衣に袴。「正しく着装することで身も心もシャキッとする」と話すのはメンバーの岡本直子さん。

角 満之氏

技は古くからあった各古流の要義や業を統合した「剣道連盟制定居合」で12本の形がある。古流では「夢想神伝流」を稽古する。修行の度合いで段位の審査は制定居合で行われ、剣道連盟から合格証が授与されるので励みになる。使う刀は、初心者は居合刀と呼ばれる模擬刀で、上達した上段者は真剣を使用する。

「激しい運動ではないので、年配年少など年齢層も幅広く、女性でも楽に行える。天候に左右されず一人でも出来るので、健康増進に最適」と角支部長は話す。「板の間に正座することで心の落着きと、刀を使うことで集中力を高めることが出来る」とも。

興味があったら、千葉県内には同会を含め21の支部があるので、近くの支部で稽古風景を覗いてみるのも良いのでは。

▼「千葉県剣道連盟居合」道部」HP  https://www.chiba-iaido.jp/

▼「八千代支部ブログ」 https://yachiyoiai.exblog.jp/