「時」をめぐる3つの展覧会

ふれあい毎日

船橋市民ギャラリー

12月7日(水)~18日(日)

10時~17時(金曜日19時)

入場無料

 

船橋市民ギャラリーでは、同市ゆかりのアーティストと船橋小学校の児童らによる、「時」をめぐる3つの展覧会を開催する。

第1部

【磯田長秋 ―船橋で時を描いた日本画家―】

日本画家の磯田長秋(ちょうしゅう)(1880~1947)は過去の物語や歴史的な出来事、人物を主題とした「歴史画」を得意とした。船橋町九日市(現・船橋市本町)に移り住み、割烹旅館「玉川」や意富比神社(船橋大神宮)に作品を納めている。明治天皇・昭憲皇太后の一代記を表した明治神宮外苑聖徳記念絵画館壁画《地方官会議臨御》の下図などを展示し、画業を紹介する。

《 地方官議会臨御》下図 制作年不詳 船橋市蔵

第2部

【笠木絵津子 私の知らない母】

現代美術家の笠木絵津子の過去と現在の写真をコラージュして、一つの平面に時間や空間を超えたイメージを表現した「時空写真」。代表作『私の知らない母』を大型プリントで展示。

『私の知らない母』は、戦前の東アジアに生きた母の軌跡をたどり、文献調査やインタビュー、生活していた場所に赴き撮影することで、作家の脳内に広がった世界を、過去の母と現在の作家自身を重ね合わせながら表現したシリーズ作品。モノクロ写真の母の時間と、カラー写真による作家の時間という「ふたつの時間を持つ写真」。

《Mother`s Dress》2002(平成14)年、作家蔵

第3部

【船橋小学校創立150周年記念 アート体験プロジェクト成果展 わたしたちのまちの過去図/未来図 ~“時空写真を作ろう”~】

船橋小学校創立150周年記念で児童たちが制作した「大時空写真」

アートを通じて市立船橋小学校と地域の150年の歴史を振り返る試みとして、笠木絵津子がアート体験プロジェクトの講師を務め、児童たちと地域の「時空写真」を制作。

船橋小6年生84人がまず、笠木の作品を対話しながら鑑賞した後、一人ひとり、自分や家族の過去と現在の写真を組み合わせたコラージュ作品を作った。さらに作品を集め、つなぎ合わせることで、地域の過去と現在、そして未来につながる、タテ2㍍ヨコ10㍍の「大時空写真」が出来上がった。見る者にも懐かしく、みずみずしい時空世界へといざなってくれる。

▽船橋市本町2―1―1

船橋スクエア21ビル 3階。

▽問☏047420・2111(船橋市民ギャラリー)。

※写真

《1936年頃、満洲国撫順市西公園2-6にて、白い靴下を穿いた12歳頃の母と12歳の私》2006(平成18)年、作家蔵