身体の窓を開けて、風を通そう
「アシュタンガヨガ千葉」スタジオ
平岩 礼子さん 八千代市
コロナ感染者の増加により緊急事態宣言が再発動され、自粛の日々が続いている。不自由や不安を抱えている読者も多いのではないだろうか。
平岩礼子さんは、八千代市で2010年からアシュタンガヨガスタジオを主宰している。ヨガを通して心と身体を健やかに保つ方法をスタジオで伺った。
平岩さんがヨガで大切にしているのは、サンスクリット語で呼吸や生命力をコントロールする意味の”プラーナ-ヤーマ”という”呼吸法”。「ヨガでは、この呼吸法の実践を行うことにより”ありのまま”を感じ、どんな時も心身を整えることが出来るのです」。
太陽礼拝というポーズの動きは、まるで優雅に舞を舞っているようで、流れるように行われる。ただ”呼吸”の感覚だけが静かに伝わってくる。
「”呼吸”を意識しながら体の動きと連動していくことで無心になり、脳を静めていく。全てがクリアになり、ヨガの境地が訪れ、その後は目の前にあったものが今までとは違って見えて来ます」。
佐倉市から通う生徒さんは「自分の身体が浄化された感じがした。ペットボトルの水を一度攪拌して、それをジャーって流した感じ」と、その感覚を話してくれた。
平岩さんに今、悩んだり不安を抱えたりしている方々へのメッセージをお願いした。
「”今”を見つめて集中すること。先のことを思い悩まず、今、何が出来るのかを考えることですね。不安になると、身体が縮こまって、呼吸が浅くなりがちです。とにかく身体を動かして深呼吸しましょう。身体の窓を開けて風を通してあげることで、生きている感覚が芽生え、次の世界が見えてきます」。
一日の中で10分、いや5分だけでもそんな時間を過ごせたら、健やかな心と身体で過ごしていけるかもしれない。
▼「アシュタンガヨガ千葉」スタジオ。八千代市萱田2233-6。砂田ビル102。
☎090.3903.8613