たっちゃんの行ってきました!
新鎌ヶ谷駅周辺
評判のパン店
ギャラリーとの出合い
新鎌ヶ谷駅周辺には広い公園が点在していて、その上、私の好物の、おいしいパン屋もあると聞いて訪れてみた。
新鎌ヶ谷駅から鎌ヶ谷市制公園を目指した。道は広く、車の往来も多い。10分ほど歩くとパン屋パラオアを見つけた。入口の前に2名並んでいて、扉に5名までとのメモ。お客さんに聞いてみると「評判のパン屋さん。遠くからも訪れる人もいるようです」。
パラオアは帰りに寄ることにして、公園に近づくと、「焼き芋」と「新鮮野菜」の幟がはためいていた。「アヒル農園」という野菜直売所。「焼き芋をひとつ、公園で食べたいですね」と店主に話しかけていると、ひとり、またひとりとお客さんが入ってきた。地元の常連さんのようだ。木製のアヒルの看板が目印だが、今はアヒルは飼っていない。
戻って市制公園に入ると、蒸気機関車がお出迎え。家族連れが小走りに私を追い抜いていった。どっしりとした黒い車体には、かつての鉄旅の楽しみがいっぱい詰まっているようだ。
広い公園には様々な遊具があり、子どもたちはそれらをうまく使いこなしている。咲き始めたツツジの前で3人の少女たちが今日は何をしようか、と話している。私は暗くなるまで遊んでいた黄金の時代を思い出した。
野球場の周囲を一回りしてみようと歩き出すと、八重桜を見上げている老夫婦がいた。私は「きれいですね」と声をかけた。「いつもここを2周している」とご主人。「腰を痛めてしまったので速くは歩けないんですよ」と話す奥様は以前ヨガのインストラクターをしていたそうだ。「鎌ヶ谷市は新しい街なので商店街がまだない。都内から近くて、自然が残っているのがいいね」。
ベンチで購入した甘い焼き芋を食べた後、パン屋へ再び立ち寄る。どれもおいしそうだ。セーグル、いちじくとくるみのポルカ、アマンド・ショコラなどを買う。
パンの入った袋をぶら下げながら駅方面へ向かう。往きとは違う住宅街に沿って歩いてみる。
「Cozy Art Space」というプレート。画廊だった。私の食指が動く。早速扉を押す。花の作品と野草を描いた作品に感心していると、奥の部屋から女性が出てきた。代表の杉山幸江さんだ。「花の作品はレスリー・セイヤー、野草の水彩画は二戸捷幸の作品。野草は鎌ヶ谷市に生息しているものを描いたそうです」と教えてくれた。作品や画廊との思わぬ出合いにうれしくなる。
画廊を出て、駅まであと少しの所で、「ササミ商店」という不思議な店名が目に止まった。「お散歩グッズ&COFFEE」という文字もついていた。店内は2坪。「ペットとのお散歩が楽しくなる便利なオーナーグッズの販売店です」と店長さん。
今日見つけたどの店もまた近いうちに訪れることになりそうだ。