柏市保健所管内給食研究会が主催する『食』から考えるSdgs 千葉県の地産地消レシピコンテストの最終選考会が11月12日、京葉ガス料理教室 柏の葉で行われた。
この大会は、千葉県または柏市の給食施設や食品関連企業で勤務している人・団体を対象にしたもの。
地域の食材を使用し、Sdgsを意識したレシピで競った。書類選考で選ばれた20組のうち、決勝に進んだ4組とレシピは次の通り。
富士食品株式会社/千葉県産落花生を使用し、カルボナーラ風に仕上げた「ピーボナーラ」
ハーブランド認定栄養ケア・ステーション/かぶと梨を使った「千葉特産盛り!かぶの肉巻き・梨のソースがけ」
ひかり隣保館『社会福祉法人千葉県厚生事業団』/野田市が生産日本一を誇る、枝豆を使った「大豆たんぱくをしっかりいただきますハンバーグ」
特別養護老人ホームマザーズガーデン/柏市のかぶと八街市の落花生を使った「蕪と落花生の担々麺」
審査員は、料理研究家 大瀬由生子氏、柏市保健所管内集団給食研究所事務局会長 宇佐見さくら氏、同事務局 太田元子氏、柏市保健所管内調理師会会長 森信悟氏、キノエネ醤油株式会社総務部長 田代仁哉氏、同品質管理室 中山京祐氏、京葉ガス株式会社法人営業部 小林幹也氏の7人。
1時間以内に完成させるという緊張感の中、日頃から調理に携わる4組共に手際よく調理を終え、審査員に料理が振舞われた。
審査の結果、最優秀賞を取ったのは、ひかり隣保館の「大豆たんぱくをしっかりいただきますハンバーグ」。受賞理由は、レシピの中で大豆の成長具合がわかるのが面白く、食育にも適している点や、余ったおからも蒸しパンにするなど食品ロスにも配慮していた点が評価された。野菜が多く、バランスが良い点も評価に繋がった。
最優秀賞を取ったひかり隣保館には優勝賞金3万円と、副賞のキノエネ醤油商品セットが贈られた。
審査委員長を務めた大瀬先生は、「Sdgsをテーマにしたレシピ大会を開催したいと給食研究所事務局会長 宇佐見さんと一緒に準備してきました。一次審査から関わってきましたが、素晴らしいレシピばかり!今日のメニューも甲乙つけがたかった。今回改めてSdgsについて考える良い機会になったと思います」と感激した様子で話した。
取材・文=松原美穂子