流鉄線「流山駅」周辺を歩く

東葛沿線さんぽ

 今月は、流鉄線流山駅を起点にしたお散歩です。江戸川とともに発展した歴史ある街の風情を感じながら歩いてみませんか?

 駅を出発し、まずは幕末に活躍した新撰組ゆかりのスポットへ。最初に立ち寄ったのは秋元稲荷大明神。ここは近藤勇と土方歳三が戦勝祈願をしたのだそう。大明神という名前の割にはこじんまりとした印象です。隣には近藤勇陣屋跡碑が。流山は新撰組が屯集した地であり、最後の陣営地。実際の建物は取り壊されています。

 隣接する閻魔堂にも立ち寄ってみました。看板を見ると金子市之丞とその愛人で遊女の三千歳のお墓とのこと。どうやら金子市之丞は江戸時代ので歌舞伎「天紛上野初花」の題材にもなっているそうです。

 ふらりふらりと散策していると、明治時代中期の蔵をリノベーションした万華鏡ギャラリー見世蔵、そして向かいには歴史を感じさせる外観の和菓子屋さんを発見。どちらも国の登録有形文化財に指定されているようです。また、街の至る所に切り絵で装飾された行灯が設置されています。古い町並みと相まって雰囲気たっぷりです。

 浅間神社は富士山信仰の神社として江戸初期に建立されました。神社の裏手には富士山の溶岩を用いた「ミニ富士山」の富士塚があります。

富士塚を「六根清浄(ろっこんしょうじょう)お山は晴天」と唱えながら昇ると富士登山と同じ御利益があるのだとか。実際に登ってみましたが、文言を忘れてしまいました。御利益は次の機会にとっておくことにします。

この辺りは狭くて情緒ある道が多く、迷う楽しさもありそうです。呉服屋さんを過ぎると何やら気になる看板を発見。

敷地内を進むと、そこは雰囲気たっぷりの喫茶店でした!

 TRONC(トロン)は三軒茶屋のカフェでパティシエをしていた店主ご夫妻が奥様の地元である流山にUターンし、約4年前に呉服屋さんの築100年以上経つ納屋を改装してオープン。旬の素材を使った絶品スイーツは食べるのがもったいないくらい美しいです。私は今回、テイクアウトでコーヒー、和栗とカシスのモンブラン、ショコラのパウンドケーキを購入し、江戸川の土手で休憩することに。外で食べると伝えると、店主さんがフォークを付けてくれました。ベンチに座り、ピクニック気分で楽しむスイーツとコーヒーはとびっきりのご馳走です!空気が澄んでくるこれからの季節は、天気が良い日には富士山が見えると、ウォーキング中の方が教えてくれました。

 散歩の締めくくりは、あかり館@雑貨konoconoへ。ここは美濃和紙を使ったあかりの他、近隣エリアの作家さんたちが作るかわいい小物が売られています。曜日限定で店主さんが自家製酵母で作るパンが人気です。あんぱんと塩バター白パンをお土産に購入しました。あんぱんは甘さ控えめのこしあんがたっぷり入っていて、こしあん派に大朗報!塩バター白パンはモッチモチの食感が美味しい!幅広い食事に合いそうです。

 流山の「歴史」と「今」を感じた大充実のお散歩でした。

(写真・文=土肥佳子)


■TRONC 流山市加6‐1300

☎04・7126・0800

営業:13時〜18時水・木休

■あかり館@雑貨konocono 流山市加6‐1324

☎04・7150・3131

営業:10時〜16時(土13時〜17時)パンの販売は水〜金曜日日・月休 土曜日不定休

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