ランチが人気! ブーランジェリーカフェPAISIBLE ペジーブル 

グルメ

 16号線の桜台交差点を我孫子方面へ曲がり、慈恵医大病院に向かう。その途中にあるベーカリーとカフェの2店を構える『PAISIBLEペジーブル』。

店名は、フランス語で『癒し、憩い』の意味。ブーランジェリーカフェ『PAISIBLEペジーブル』は2階にあり、店内は明るい。窓越しからの眺めは、大堀川沿いを散歩する人やサイクリングする人たちが望め、春には満開の桜が美しいと評判だ。


 カフェの人気料理は、月単位で替わるメニュー。10月のおススメのランチはスープカレー。ルーと数種類のスパイスをブレンドし、手羽元を煮込んだスープからコクが染み出て、うま味が口の中いっぱいに広がる。

2階からの眺めに癒されホッとできる店内


 素揚げしたナス、ピーマン、カボチャ、人参、ジャガイモなどと、ゆで卵のトッピングがボリューミー。別棟に建つベーカリーから届けられる出来立ての食パン、バゲットの2種類が味わえるのも嬉しい。サラダ、豆のピクルス、ドリンクがついて1200円(税込み)。


 店内販売の人気商品が、ランチのサラダにも使われている「人参ドレッシング」。お手軽な料金(200円・税込み)でテイクアウトができて好評だ。


 もともと『PAISIBLEペジーブル』は、障がいを持つ人の『働きたい』をサポートする施設『わたげワークス』の事業として、2011年にオープン。障がいを持つ仲間たちと共に働くために必要なスキルを学ぶことが可能だ。運営法人であるワーナーホームでは障がいを持つ人たちのための様々な事業を展開している。


 働き出して3年というTさん(40代女性)は「ここへ来る前は、人と話すことが得意ではありませんでした。ここで仕事をするようになり、スタッフの方とのコニュニケーションやチームワークを学びました」と話す。Tさんのコメントからは、同店の人間関係の良さや働きやすさが伺える。


 就労半年のTさん(40代男性)は「週5日働いています。今は、ドリンクを専門に作っています。ここで仕事のノウハウを学び、将来は飲食店で働くのが夢です」と語ってくれた。

パンの味は一級品、お値段はお手頃価格


 向かいの敷地にあるベーカリー『PAISIBLEペジーブル』は、地元の人に支えられている人気店。余計なものを一切入れず、毎日食べても飽きのこない食パンは、一日40袋も売り上げる。メロンパンも不動の人気だ。
(写真・文=高井さつき)


■ブーランジェリーカフェ「PAISIBLEペジーブル」
営業時間:10時~15時30分(LO15時)
☎04・7160・1211(わたげワークス)

■ベーカリー「PAISIBLEペジーブル」
営業時間:9時~15時30分
☎04・7170・1882
カフェとベーカリー共に休業日:水、日