食べ物への感謝の心を育む

ふれあい毎日

生産者から、子どもたちへの「食育」

「丸新梨園」宮﨑綾さん

八千代市

八千代市村上の「丸新梨園」は1942年の創業。梨の最盛期、現地の直売所には甘くてみずみずしい梨を求めて、ひっきりなしにお客さんがやってくる。目の回るような忙しさの中、にこやかに働くのは、三代目の宮﨑修一さん(44)、綾さん(43)夫妻。

綾さんは3人の子育てをしながら、梨の育成に携わっているが、その傍ら八千代市の依頼で毎年10月と11月に、地域の小学校で梨業組合や農協所属の若手農家の協力を得て「食育」の講義を行っている。

きっかけは、農協の子育て世代の話し合いでのこと。「生産者として子どもたちのために何かしたいね」と話す中で「日頃口にしている農産物がどのようにして出来るのか、その苦労ややりがいを多くの子どもたちに身近に感じて欲しい」と感じ、2010年から講義を行うようになった。

子育てが多忙な時期は一旦退いたものの、2018年に復帰。以来「人は食べないと生きていけない。その”食べ物”に対してもっと感謝の心を持てる子どもたちが増えてほしい」と、必要性を強く感じているという。

さくら第2幼稚園、園児の梨園見学

「講義をした小学校の児童から感想の手紙を頂くのがとてもうれしい」と、以前は保育士をしていた綾さん。梨も子育ても「自然のままに」だそうで、この梨園では収穫期を早めるための「促進剤」などは不使用。「使えば早く出荷でき、価格も高く設定出来るが、やはり自然のまま実った梨を皆さんに食べてほしい。肥料も極力自然由来のものを使うようにしている」と話す。

丸新梨園では、12種程の梨を育成。種類により収穫期が変わるため、8月から10月末くらいまで販売。時期によって品種も変わるため、電話で確認と予約を。

▽問☎047・483・6041(10時~18時)。

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