名選手 工藤壮人逝去、功績を偲び冥福を祈る。
10月21日、大変悲しいお知らせが届きました。元柏レイソル選手で、テゲバジャーロ宮崎所属の工藤壮人選手が逝去されました。2日に体調不良を訴え、水頭症と判明。その後手術を行いましたが、体調が急変し、32歳の若さで息を引き取りました。
工藤選手は2000年、小学4年時から柏レイソルの育成組織に加入し、09年にトップチームに昇格。10年のJ2リーグ優勝、11年J1リーグ優勝、第92回天皇杯制覇、2013年にはヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)で決勝ゴールを決めてMVPを受賞。13年には日本代表にも選出されました。レイソルでは15年までプレーし、この間挙げたJ1リーグでの56得点は、クラブ史上最多記録として今なお輝いています。
その後はカナダ、広島、山口、オーストラリア、宮崎と、数々のクラブで挑戦を続けていました。レイソルで長年共にプレーした大谷秀和選手も「いまだに信じられない」と悲しみに暮れています。多くのゴールと爽やかな笑顔でレイソルサポーターを魅了した工藤選手。生前のご功績を偲ぶとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。