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部活動の地域移行 1年間の集大成-柏第一小学校吹奏楽部LEGALIS発表会

 柏第一小学校吹奏楽部LEGALISが発足して一年。その集大成を披露するコンサートが3月18日、柏第一小学校体育館で行われた。


 保護者や生徒、この春の卒業生など約100人が見守る中、「青と夏」「ロマネスク」「ひまわりの約束」など6曲を演奏。会場からは温かい拍手が送られた。

 この日が最後の発表となった6年生(新中一生)に話を聞いた。

 「もともとは部活でフルートをやっていました。LEGALISになって部活動の時よりも練習する曲が増えて大変だったけど、柏まつりなど発表する機会が増えてたくさんの人から拍手をもらえて嬉しかった」。(林杏奈さん)

 「部活の時より難しい記号が譜面に出てきて大変だったけど、先生の教え方が面白かった。中学に行っても吹奏楽を続けたい」。(小野珠々夏さん)

 「自分の学校だけじゃなく他校と練習したり、学校以外の会場で発表できて楽しかった。プロの先生に習えたのがよかった」。(秋谷千椛さん )

左から秋谷さん、林さん、小野さん

 ドラムの田口千尋くん(新中一)の母は、「学校の部活動が突然なくなった時は、残念としか言いようのない気持ちでした。外部委託になりお金がかかることに戸惑いもありましたが、LEGALISで友達と楽しそうに練習していたのは良かったと思います」と話した。

 講師を務める柏市出身のプロ音楽ユニット「Passo a Passo(パッソアパッソ)」の 藏持 智明さんは「この一年、柏第七小との合同練習や柏まつりでの演奏など、音楽を通じて他校や地域との交流が出来たと思います。保護者の方々にもたくさんのご協力を頂き活動することができました。その半面、団員の確保という課題もあります。一小は団員の半数が卒業してしまったので、来年度はお昼休みコンサート等を開催して、生徒たちが生の演奏に触れる機会を増やしていきたい。その中から自分も吹奏楽をやってみたいと思う子が増えてくれたら」と話した。

 今年度、柏第一小・柏第七小の吹奏楽部活動を引き受けていたLEGALISは、来年度は柏第六小でも活動する予定。今後の展開が楽しみだ。