自家製糀で栄養たっぷり!「しあわせのからあげキッチン」

グルメ

 JR北小金駅から徒歩3分ほどの場所に、昨年オープンしたからあげ専門店。

 店長の清水浩二さんは、柏市内のお弁当店で20年以上の経験を積んできたベテランだ。独自のレシピで作り上げたからあげが評判を呼び、からあげを目当てに来店するファンもいたほど。

コージメンの愛称で親しまれる 店長の清水浩二さん

 開業するにあたり、発酵食品に興味があった清水さんは「今まで使っていた調味料よりももっと良いものがあるのでは」と、一般社団法人日本糀文化協会(柏市)の門を叩いた。発酵のしくみや糀の作り方などを一から学び、糀につけこむことで肉質が柔らかくなり、旨味やコクもアップした「発酵からあげ」を考案。糀以外の材料も全て国産にこだわり、万上本みりん(流山)、キノエネ醤油(野田)などを使用し、より美味しく栄養たっぷりのからあげを目指している。

 定番の「もも肉のからあげ」は、ニンニク醤油味とあっさりしお味の2種類。黄金しょうがを効かせた「ムネ肉のからあげ」は、パサつきを感じさせないよう自家製糀をもも肉の2倍使用し、更に24時間以上漬け込むという手間の掛けようだ。

 ひとつ50㌘ほどもあるからあげを口に近づけた瞬間、しょうがの香りがフワッと漂い、ひと口かぶりつくとカリッ、ジュワッという食感のあと、弾力を残しつつも驚くほど柔らかい鶏肉の旨味が口の中に広がる。並んでまで食べたいというのもうなずけるクオリティだ。

 糀を使った手作りサラダやおかずの他、ビネガードリンク、自家製甘酒、からあげにつけて楽しむ「自家製ディップソース」(全5種類、1個100円)も人気。

もも肉のからあげは3個360円

 清水さんの妻で、店内のデザインやお店の広報を務める西めぐみさんは「コロナ禍でおうち時間も増え、毎日の食事の支度が大変だと思います。当店では食卓が幸せになるような、安心・安全で身体に良いもの、美味しいプチごちそうをご用意してお待ちしていますので、ぜひ一度お越しください」と笑顔を見せる。

(取材・文=松原美穂子)


しあわせのからあげキッチン

松戸市殿平賀82番地

☎047・727・1598

営業時間:平日11時~14時、17時~20時 土日11時~18時30分

定休日:月曜、第二・第四火曜、祝日