Color Fields from the Collection of Audrey and David Mirvish
佐倉市
DIC川村記念美術館では、カナダのデイヴィッド・マーヴィッシュ・ギャラリーの協力を得て、本邦初の 「カラーフィールド」展を開催中だ。会期は9月4日まで。
1950年代末から60年代にかけて、大きなカンヴァスに色彩を広げて「場」 をつくる抽象絵画の潮流「カラーフィールド」がアメリカを中心に発展した。
本展では、カラーフィールド関連の9人の作家を取り上げ、おもに60年代以降に制作された約50作品を展観。作家らは、色彩と絵画の関係を各々の方法で模索し、その過程で多くの作家が独自の描画に至り、変形的な外形を持つシェイプト・カンヴァスの使用や、絵具をカンヴァスに染み込ませるステイニング技法、スプレーガンの噴霧で色を蒸着させる画法など、従来では考えられない手法を考案し、絵画に新たな地平を切り拓いた。
定時ガイドツアー(要当日予約)は毎日14時~。ガイドスタッフがコレクション展示を含めた館内を案内する。 学芸員によるギャラリートーク(要事前予約)は毎月第2土曜11時30分より学芸員が作品を解説。 講演会(要事前予約)6月12日(日)13時30分~15時。加治屋健司氏(現代美術史、東京大学大学院総合文化研究科教授)。
[ケネス・ノーランド 《あれ》1958-59年 アクリル、カンヴァス 213 x 213cm オードリー&デイヴィッド・マーヴィッシュ蔵]
▽開館時間=9時30分~17時。(入館は16時30分まで)。月曜、7/19休館(7/18(祝)は開館)。 ▽入館料=一般1500円、学生・65歳以上1300円、小中学生・高校生600円(事前予約制)。
▽会場=DIC川村記念美術館。佐倉市坂戸631。☏050・5541・8600(ハローダイヤル)。