アッキーの「柏は音楽の街だ!」柏にパッパラー河合あり!≪前編≫

アッキーの柏は音楽の街だ!

 

 柏出身のミュージシャンで最も有名なのは爆風スランプのパッパラー河合さんであることは間違い無い!ですが私が知った時にはもうスーパースターでした。あれ?それ以前のことをあまりよく知らない・・・ということで、パッパラー河合さん(以下河合さん)にインタビューをさせていただきました。

~音楽の原点は柏~

 1979年、19歳の時にプロになりたい!という夢を抱いて最初に結成されたバンドが、爆風スランプの前身である、スーパースランプでした。河合さんが通っていた東葛飾高校の先輩や同級生と組んでいたこのバンドの名前をご存知の方も多いと思います。当時はアマチュアバンドとして、柏にあった伝説のライブハウス「クレイジーホース」に出演したり、二番街のお祭りなどに出演していたそうです。

ちなみに河合さんが初めてギターを手にしたのは柏中学校1年生のとき、当時の柏そごうの中村屋楽器店で4500円のギターを買ったのが最初でした。皆さんも行ったことがあるであろう今は無き中村屋楽器店に13歳の靖夫少年もいたのです。なんか想像するとクスって笑ってしまいます。

~デビューへのきっかけをつかんだコンテスト~

 当時、柏には練習スタジオがなく、スーパースランプは馬橋や松戸の練習スタジオで練習をしていたそうです。結成当時からプロ志向だった彼らは、当時のデビューの登竜門であるコンテストに出場しました。80年代~90年代は色んなバンドコンテストがあって、私もよく見に行っていたので世代は違えどなんとなく会場の熱量はすごかったのだろうと想像がつきます。

 1980年、ヤマハ音楽振興会主催のバンドコンテスト「EastWest」に出場するやいなや、アマチュアでも人気があったスーパースランプは決勝まで進みました。ちなみに、河合さんはその時にプロへの手応えを感じて大学をやめる決意をします(大学に行けばバンドをやることを認められたから入学していました)。

そして彼らの運命を変えたのが1981年大会!ここで優秀グループ賞を受賞したことがきっかけでプロへの道が開かれていきました。その時優勝した「爆風銃(バップガン)」のメンバー、ファンキー末吉さんと江川ほーじんさん、そして「スーパースランプ」のサンプラザ中野さん、パッパラー河合さんの4人で結成されたのが爆風スランプ!ここからデビューへの道が始まりました。