5月29日・30日に、御宿町中央海水浴場で開催された千葉県民体育大会第二部 ビーチバレーボール競技 (国体千葉県予選会)で、柏市立柏高校の伊藤珠希・松﨑伊吹ペア(ともに1年生)が優勝した。
決勝の相手は同校の佐竹舞優・藤野翠沙ペア(ともに1年)。
同校対決を制した伊藤・松﨑ペアが、9月26日に三重県津市で開かれる第76回国民体育大会(三重とこわか国体)への出場を決めた。同種目での国体出場は2回目の快挙となる。
20年以上に渡り、同校女子バレーボール部を率いる三澤義彦監督は「とにかくボールを拾えて身軽に動ける選手を」と部員の中から4人を選抜。練習開始から同予選会までの3週間、平日はほぼ毎日、サンドコートのある船橋市の「オールサムズビーチスポーツパーク」に通い、練習に励んだ。
「初めて砂地で練習した時は、足への負担がすごくて全然動けなかった」と話す伊藤選手。「家族からの『やるからには優勝を目指そう』という言葉に奮起した」という松﨑選手。
国体への意気込みを「予選ではあまり攻めることができなかったので、攻撃的に行きたい」(伊藤選手)「場の雰囲気にのまれないように頑張りたい」(松﨑選手)と話してくれた。
「1年生チームなのでまずは予選を突破したい。決勝トーナメントでひとつでも多く勝ってベスト8以上を取りにいきたいですね。たくさん練習ができるよう、学校の中庭にサンドコートを作ってほしいと打診しているんです。」と笑顔を見せる三澤監督。選手たちの活躍を心から楽しみにしている様子だ。
同ペアは、ジュニア女子マドンナカップ(8月12日愛媛県伊予市で開催)、関東大会(8月28・29日栃木県で開催)の出場権も獲得している。
(取材・文=松原美穂子)