最初のきっかけは、かつて柏にあった飲食店「table beet（テーブルビート）」。野菜にこだわった農園レストランだった。
とても素敵な場所、美味しい料理…。良いものを提供しているのに、実際は集客に困っている。そんなお店を助けたいとお店のPR動画を作ったことが映像の仕事に足を踏み入れることになる。 岡部さんはもともとテーブルビートの常連客。
「このまま良さが伝わらないのは困る。お店を助けたい、広めたい」そう思った。 お店の動画を撮って、写真を載せて、ホームページを少しずつ変えて…。その効果でお店が繁盛していくのを目の当たりにする。
岡部さんは気が付く。動画は、撮った人を輝かせる。そしてそれがブランディングに繋がっていく。 最初は柏にあるシェアオフィスnobで仕事を開始。シェアオフィスで仕事をすることでも、映像の仕事は受注が入った。その後は人伝いで、どんどん仕事が増えていった。
岡部さんは「あんまり自分自身では仕事をしている感覚がない」という。いろんなところにいって、いろんな人と会って、楽しんで毎日を過ごしている感覚と。
人伝いで絶え間なく仕事がくる岡部さんから「仕事が楽しい」と何度もこぼれる。この言葉に、全てが詰まっている気がした。
