ちょっとよりみちライブ

ふれあい毎日

抽象水墨画とチェロ

一期一会のコラボ 

チェリスト 植草ひろみさん

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船橋市民文化創造館 きららホール   船橋市

船橋駅すぐの「きららホール」では、無料で鑑賞出来る 「ちょっとよりみちライブ」を毎月第3木曜に開催。実力あるアーティストの音楽、舞踊、演劇、伝統芸能などを楽しめると好評だ。

同市在住のチェリスト、植草ひろみさんは16日、現代美術作家で水墨画家の荒井恵子さんと、同ホールで即興ライブパフォーマンスを披露する。

植草さんは東京芸大出身、新日本フィルハーモニー交響楽団在籍中にアメリカへ留学。現在はクラシックにとどまらず、タンゴやオリジナル曲など、詩情豊かな表現力で定評のある実力派チェリストだ。

船橋の自宅を訪ね、コンサートへの意気込みを伺った。

 「荒井恵子さんの水墨画を初めて見たとき、白黒なのに、ブワーッと光を感じたの。チェロに合う絵だ」と直感、衝撃が走ったと話す。二人は初対面で意気投合。2020年には、市原市のギャルリ梦心坊(ゆめしんぼう)で、お互いが共鳴しあって創作したコラボ作品を発表している。

植草さんの奏でるチェロは天使の歌声の響きと、一方で琵琶法師の侘び寂の響きまで、きわめて多様な音色を放つ。

人を高みへと誘(いざな)い、心の琴線を震わすチェロの響きと、荒井さんの無限の色彩を放つ墨のコラボで表現される世界はどのようなものになるのか、植草さん自身も今からワクワクしているという。

「二人の魂のぶつかり合いを感じていただいて、お客様とその空間を共有できたらうれしい」。

チェロと墨とが織り成す世界、いったいどんな宇宙が生まれるのか、期待が膨らむ。

▽「船橋市所蔵作品展関連企画 美術と音楽の夕べ~荒井恵子の墨の世界 with 植草ひろみ~」。「船橋市民文化創造館きららホール」16日(木)18時30分開演。事前申込制。予定数終了。

▽問☎047・423・7261。(市民文化創造館)。

※写真cap

写真:1820年制のチェロを演奏する植草さん