しすい・ハーブガーデンと、佐倉ふるさと広場

ふれあい毎日連載

 しすい・ハーブガーデン「ハーブの丘」(印旛郡酒々井町墨1549-1)と佐倉ふるさと広場(佐倉市臼井田2714)へ行ってきた。

 「ハーブの丘」は地方道富里酒々井77号から少し奥へ入ったコミュニティプラザ敷地内にある。木製の門を潜り抜けると、様々なハーブが植えられている静かな空間が目の前に広がっていた。1800平方㍍の敷地に世界各地のハーブが植栽されている。

 手入れをしているNPO法人ハーブの丘のスタッフ諸岡義弘さんに、目に留まった黄色い花について伺うと、「デイリリーと言って、毎日新しいユリのような花が咲く。ハーブは150種類以上あります」と説明してくれた。

「そこにアーティチョークの原種がある」とさらに別の紫色のアザミに似た花を指した。このアーティチョーク、パリのマルシェで見たときは、何なのかと驚いた。

「ブラックベリーは赤から黒になり、その黒を摘む。奥にはブルーベリーもあります」と丁寧に教えてくれた。

 一回りして入口のカフェに戻り、ハーブティーを飲んだ。

「写真を撮りに来る男性や夕方、涼しくなってから立ち寄るお客さんもいる」とティーカップを運んでくれた女性は先ほど園内でブラックベリーを摘んでいた方だ。

園内で摘み取ったブラックベリーとブルーベリーを混ぜてジャムを作り販売している。明日の朝食用にひとつ購入した。

 帰り際に諸岡さんが「チョコレートミントです」と、入口付近にあるハーブの葉から香りをすくって運んでくれた。爽やかなチョコの香りが鼻先をくすぐった。

 胸いっぱい、存分にミントの香りを楽しんだ後、佐倉ふるさと広場のオランダ風車へと車を走らせた。

リーフデと命名された風車は佐倉ふるさと広場のランドマークとして知られ、電車の中からもよく見えるので、一度行ってみたいと思っていた。

 この季節はひまわりが風車を囲んで一面に咲き、壮観だ。オランダの画家フィンセント・ファン・ゴッホに因んで命名されたひまわりの品種「ビンセント」が園内に約1万5000本が咲く。

インバウンドで中国、韓国、インド系の人々も多く、何回もシャッターを押し、ひまわりと風車、自分たちを写真に収めてうれしそうだ。

 風車の中は見学ができるので2階、3階へ上がってみた。窓からは印旛沼沿いの並木とサイクリングロードがどこまでも続いているのが見えた。次回はサイクリングか。

 周囲を散歩すると広場西側にシェアガーデンを見つけた。24区画の貸花壇が市民に提供され、思い思いの草花を植え楽しんでいる様子がわかる。園芸作業はストレス解消、リハビリの代替療法としても注目されている。

飯野竜神橋付近に観光船のりばを発見。印旛沼周辺もいろいろな楽しみ方が用意されている。