特別企画「青木 勝の747の世界」展

ちば湾岸エリア

一昔前までは海外旅行といえばボーイング747だった。愛称はジャンボジェット。空の旅を一般的にした立役者として、世界中から愛されている機種だ。華やかな旅の思い出の中に、流麗な飛行機の姿が刻まれている読者も多いと思う。

同機は日本では、旅客機として2024年3月に完全退役した。貨物機としてはまだ運航されていて、成田空港でも現役の姿を見ることは出来る。

初飛行から55年の節目を記念して、1970年から54年間最前線で同機を追い続けてきた航空写真の第一人者、青木勝(かつ)さん(80)の特別企画展を芝山町の航空科学博物館で開催する。会期中、青木さんのトークショーも開かれる。

「航空写真家として著名な青木勝先生の写真は飛行機と風景が織りなす情緒的な写真が魅力。一瞬を切り取っているはずなのに、写真の中に光や音、時間の変化を感じることが出来、見る人は構図の中にストーリーを想起させます。今回の写真展でも四季によって違う表情をしている747の美しさをご覧いただけます」と、同館の南香里さん。

▽写真展「Hello,Goodbye  BOEING747」。12月14日(土)~2025年2月24日(月)。

▽トークショー「素晴らしきヒコーキ写真の世界」。12月15日(日)13時~14時30分。同館体験館ホール。先着100名。入館料のみ。

▽入館料=大人700円、中高生300円、4歳~小学生200円。

▽毎週月曜休館。12月29日(日)~31日(火)は休館。1月元旦10時から通常開館。

▽住所:山武郡芝山町岩山111―3。☏0479・78・0557。