転ばぬ先の杖~常備薬のすすめ~ 

東葛まいにち

 今年の夏、新型コロナウイルス感染症の「第7波」が猛威を振るったことは記憶に新しく、その時期、発熱外来のキャパシティが不足し、なかなか病院に行けなかった方もいると思います。


 今冬においてはインフルエンザの流行も予測されており、再び医療機関へのアクセスが難しい状況になるかもしれません。


 すぐに医療機関に掛かれない時、つらい症状を緩和するために備えておきたいアイテムをいくつかご紹介いたします。できる限りの備えを以て冬に臨みましょう。


◆解熱鎮痛薬◆
汎用性の高い薬として、アセトアミノフェン単一成分の製品がおすすめです。インフルエンザに対しても安全に使用できるといわれています。


◆咳止め・去痰薬◆
カルボシステイン、アンブロキソール(去痰薬)やデキストロメトルファン(去痰薬)は医療用でも使われており、おすすめです。


◆総合感冒薬◆
いわゆる「かぜ薬」を服用するのも短期的には有意義です。なるべく広い症状をカバーできるものを選びましょう。トラネキサム酸配合の製品は、喉の痛みに効果的です。

◆漢方薬◆
寒気が来ている場合は「葛根湯」、熱感があって喉の痛みが強い場合には「銀翹散(ぎんぎょうさん)」がおすすめです。特に「銀翹散」は市販薬のみの方剤ですが、知る人ぞ知る良薬です。


◆抗原検査キット◆
コロナウイルス感染症に限ってですが、検査キットが市販されています。「体外診断用医薬品」と記載のある製品をお求めください。


 定期的に服用している薬や体質との兼ね合いから、市販薬の服用に注意が必要なことがあります。常備薬を検討する際は、ぜひかかりつけ薬局の薬剤師にご相談ください。


 担当薬剤師 石井雄太
 問☎047・360・3600 一般社団法人松戸市薬剤師会