細谷真大選手と関根大輝選手、柏市立第三小学校を訪問

東葛まいにち

 「No REYSOL No LIFE」をクラブキーワードに掲げる柏レイソルは、子どもたちにもっとクラブを身近に感じてもらおうと、全選手の紹介や試合日程が載った「インフォシート」を作成。柏市内の全小学校児童、約22,000人に寄贈する。インフォシートを柏市内全小学校に寄贈するのは初の試み。

厚紙製で下敷きとしても使えるインフォシート

 5月8日、柏市立第三小学校を細谷真大選手と関根大輝選手が訪問。トークや質問コーナーのほか、パス交換やリフティングも披露され、U-23アジアカップでも大活躍した2人の一挙手一投足に体育館に集まった全校生徒約1000人からは大歓声が沸き起こった。

代表児童にインフォシートを手渡す細谷選手と関根選手

 児童から「今までの試合の中で失敗したことや、悔しかったことはなんですか」と問われると、細谷選手は「去年の天皇杯決勝で自分が決めきれず敗戦してしまったこと。でも引きずることなく今年はいろんなことにチャレンジできている。切り替えていけば結果につながる」と話し、関根選手は「アジアカップ決勝で相手にPKを与えてしまった時。直後はとても落ち込んだがキーパーが止めてくれると信じて、ミスや失敗を引きずらないで気持ちを切り替えることが大切だと感じた」と話した。

子どもたちからのストレートな質問に思わず笑ってしまう場面も

 イベントを終えて細谷選手は「すごく楽しかったし、子どもたちから良いパワーをもらえました。僕も小さい頃からたくさんの試合を見てきて、自分がプロになった今、子どもたちに夢を与える立場になって責任も感じるし、良いプレーをしていきたいと思っている」と話した。

 関根選手は「こういうイベントは初めてで最初は緊張しました。子どもたちから応援されているのを実感して、更にまた頑張ろうと思いました。自分もずっとプロサッカー選手に憧れていて、学校に清水エスパルスの選手が来て嬉しかった記憶もある。今は逆の立場になったので、子どもたちに勇気や希望を与えられる選手になっていければ」と話した。

(写真・文=松原美穂子)