Jリーグ開幕から6試合未勝利という苦しい時期が続いていました。その長いトンネルを抜けるきっかけになったのが、ゴールキーパーの抜擢でした。
4月9日の鹿島戦。プロ4年目のGK松本健太選手に出番が回ってきました。「今日で自分のサッカー人生が決まるという思いでした」。その決意をプレーで示して好守を連発。レイソルに久々の勝利をもたらしました。
野田市出身。レイソルアカデミーから東洋大学を経て、レイソルでプロ入り。しかし主戦GKの厚い壁に阻まれ、なかなかチャンスを得られず。昨年は6月の神戸戦などで勝利に貢献するも、相次ぐケガに見舞われ、またしても不遇の時期を過ごしていました。
苦難を乗り越えて掴みとったチャンス。鹿島戦以降も安定したプレーを見せ、評価を高めています。この5月4日の誕生日で26歳となり、アスリートとして最も充実する時期を迎えました。さらなる「マツケン」の活躍にどうぞご期待ください。