五感に響くパスタをどうぞ! ニューオークボ

なにつくってるの?東葛工場拝見

 柏市が誇れる食材の一つでもある、ニューオークボのパスタ。近年、その広がりは柏市のみならず、全国的に広がりつつある。昔ながらの取引先であるスーパーや料理店の他、インターネットでの販売も好調。都内や千葉県内のイタリア料理店や本格志向のグルメな人たちの間では評判のパスタだ。


 ニューオークボは、今から約90年前の1933(昭和8)年に創業した「大久保マカロニ」が前身。創業者が、大使館のまかないで食べたパスタに感動し「自分もこの西洋うどんを作ろう」と決意し試行錯誤。イタリア伝統の製法にこだわり、量より質を重視し製造されたパスタをリヤカーに積んで売り歩いたそうだ。


 ニューオークボのパスタは、カナダ産の専用のデュラム小麦のセモリナを使用。これは外皮がほとんど混入していないため、雑味がなく小麦本来の美しい黄色をしており風味が豊か。その確かな品質の小麦粉に塩と水を加え、イタリアから輸入したパスタマシンでよく練りこむ。そうすることにより、グルテンが活性化しコシのあるモチモチ食感の生地ができあがる。

イタリア製の自動パスタマシン。ダイスより押し出される麺


 熟成後、ブロンズダイス(口金)を通して一本一本の麺として押し出され、ロングパスタができる。一番の特徴は、このダイスに通すことで麺に細かい凹凸ができ、細かいざらざらの表面にソースが絡みやすくなるということ。
 乾麺の場合は、徹底した低温乾燥。大手では大量生産のため熱風をあてて早く乾燥させるが、ニューオークボでは、風味が飛ばないように2~3日かけてゆっくり乾燥させる点も特徴だ。こうすることにより、麺を茹でた時、炊き立てのご飯のような独特のモチモチ感と香りが生まれる。


 沼南工場の他、増尾工場が稼働、直営のレストランも「スピガ松戸」をはじめ都内に2店舗。近く、新店舗オープンの予定。また、新鮮な生パスタを提供している直売所を高柳の工場敷地内に設けている。ここでは、生パスタの他、乾麺、パスタソース、オリーブオイルなどが販売されている。賞味期限間近な商品はお値打ち価格になっている時があり、タイミングが良ければ、お得に買い求められる。


(取材・文=高井さつき/写真=高井信成)



■ニューオオクボ/生パスタ直売所 柏市高柳859‐5 ☎047・7192・5200
〈パスタ直売所〉 営業日時:火・水・金・土曜日/11時~16時、P有