がん患者と支える家族のために ⁻三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド 

健康

 三井不動産株式会社、株式会社三井不動産ホテルマネジメント、国立研究開発法人国立がんセンターは「三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド」を7月1日に開業した。


 同ホテルは、国立がん研究センター東病院(柏市柏の葉)敷地内に立地。患者と付き添いの家族の利便性向上を図るため、同病院の外来エリアの完備やホテルと病院間の送迎など、病院連携の設備・サービスが用意されている。

ホテルと病院間を行き来するシャトルバス

 ケアスタッフが24時間常駐し、体調不良時の緊急対応に当たるほか、客室は症状や滞在日数に応じて選べ、全室に転倒防止バーやケアスタッフに通じる呼び出しボタンを設けるなど安全面に配慮。

オストメイト対応トイレや、ストレッチャーが入れるよう間口を広く取った客室も。

広々とした客室内。大きな窓からは柏の葉競技場も見渡せる

 また、1階には流山本町で人気を博したレストラン「丁子屋」が出店。身体に優しい和洋折衷の料理を味わえる。

テラス席もあるレストラン「丁子屋」


 大津敦病院長は、「東病院の新規がん患者数は年間9000人以上で、ここ数年、病床使用率は100%を超えている。長年の希望が叶い、民間との連携でホテルを開業できたことは喜ばしい」と話した。


(取材・文=松原美穂子)



三井ガーデンホテル 柏の葉パークサイド
柏市柏の葉6丁目5番地2 ☎04・7137・6131