柏の路上での音楽の出会いが人生を変えた  -柏ハング(ハンドパン奏者)

アッキーの柏は音楽の街だ!

 ハンドパンという楽器をご存知でしょうか?

UFOのような不思議な形でインドネシアのガムラのような癒しの音色です。その不思議な楽器を演奏するのが柏ハングさんです。

 実はこの方、35歳で脱サラしてハンドパン奏者になりました。過労で倒れる寸前、ふと柏駅前をふらっと歩いていた時に見かけたギター弾き語りに心奪われたのがきっかけ。

 それまで音楽に触れることが殆どなかったのに、その瞬間、落ち込んでいた気持ちが明るくなり、疲れ果てていた心が一瞬で安らぎました。自分も何か楽器を演奏したいと思い、ふと、いつかのスペイン旅行で教会の前で演奏されていた楽器を思い出したそう。

 色々調べ、それがハンドパンだということが判明。当時は日本で殆ど普及しておらず、入手できることになったのが一年先でしたが、直感だけで購入したハンドパンが手元に届いた時、まず自分が衝撃を受けた柏駅前ストリートで演奏しました。叩けば何かしら音が出るので、とにかく叩いてみたと。

 柏で始まったハンドパン奏者人生、その時に「柏ハング」という名前も誕生!それと同時にパスポートも取り、疲れ果てた心を癒すためハンドパンと共に海外に渡ることに。

行き先は台湾で、綺麗な景色の下で演奏を続けていくうちにオリジナル曲が出来上がりました。

投げ銭で生活をしている中、赤字が出てしまったら即帰国というルールを決め、いつしかお客さんが集まり、気がつけばオリジナルCDを4ヶ月で1000枚販売するほどになり、音楽で生きて行こうと決心!

 そこから本格的に台湾をベースにヨーロッパや日本を行き来しハンドパン奏者としての生活がスタート。色々な国に仲間が増え、自分の世界がどんどん広がっていたそうです。


 コロナ渦で現在は柏を中心に日本で活動をしています。

演奏に限らずレッスンをしたりイベントや柏の流しに参加したりしています。柏では、自分のもとに人がどんどん集まり、それはまさに家族のような感覚だと言います。

また、教室を主宰し育成にも力を入れ、まだ知らない人にもハンドパンを知ってもらいたいという願いもあります。


 「柏には音楽に出会える様々な場所がある、そして僕のように人生が変わることもある、だからこそ柏の音楽を大切にし続けてほしい」


 こんな時代だからこそ、その音色は心に染み渡り、あなたの心を癒してくれます。ぜひ一度、柏ハングさんの音色を聴いてほしいです!

8月6日㈯19時よりモラージュ柏屋上にて開催の「summer night YOGA」に出演予定。 参加費無料!