Q.私は甘いお菓子が大好きです。特にイライラした時や落ち込んだ時に食べてしまい、食べだすと止められなくなります。どうしたら、甘いものを控えられるでしょうか?(20歳女性)
A.甘いものは、欲求や喜びを司る報酬系神経を刺激して、食べたときには幸せな気持ちになります。それは、脳内麻薬と言われているドーパミンの分泌を促すからです。
しかし、気を付けなければならないのは、イライラする→甘いものを食べる→ますます食べたくなるという負のループに陥ってしまうことです。ですから、覚せい剤や麻薬のようにやめられなくなるドラッグのようなものなので、マイルドドラッグと言われているのです。タバコやアルコールもそうですね。
さらに、甘いものは、うつ病の発症を促すとも言われています。その他、肥満、糖尿病、骨粗しょう症、認知症など多くの病気の引き金にもなるのです。
数年前から糖質オフ、糖質制限が謳われるようになりました。私のまわりにも糖質制限をしている人が数人います。
糖質は、身体を錆びさせるとも言われています。体内で酸素を消費するとき糖質が使われ、その過程で排出されるのが活性酸素なのです。それが、身体を錆びさせる原因。
では、どうやったら甘いものが辞められるのでしょうか?
手始めに、仕事や学校帰りにコンビニに寄ってお菓子などを買う習慣をやめてみましょう。ジュースもそうです。
どうしても甘いものが欲しいときは、干し芋や甘栗、ドライフルーツなど自然由来の甘さのあるものを選びましょう。けれど、これも習慣になるので極力控えましょう。
かく言う私も甘いものが大好きでした。毎日、コーヒーと共にお菓子を食べていたのです。そんな私が甘いものをやめられたのは、500円貯金のおかげかもしれません。
「今日、コンビニに寄ってお菓子やジュースを買わなかったから500円の貯金ができた」と考え、ケース(100円ショップに売っています)に500円玉を入れています。ひとケースに20枚入りますから25000円にもなるのです。このお金で欲しかった洋服を買ったりプチ旅行をしています。
これは、甘いものをやめる良いきっかけになるのではないでしょうか。
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