眼と同じく大切なのが、聴力です。加齢などで耳が聞こえにくくなり、不便を感じたことはありませんか?
聞こえにくいと会話がおっくうになり、外出が減ると、聴覚の刺激が減少し、認知機能が低下すると言われています。難聴による認知症発症の影響を10年間追跡した結果、軽度難聴で2倍、高度難聴では5倍も認知症の発症リスクが高まることが分かりました。
聞くことで聴覚を刺激し、健康寿命を伸ばすことに繋がる聴力。その手助けをするのが補聴器です。
◆集音器と補聴器の違い
価格が安い集音器と、10万円以上する補聴器の違いをご存じない人も多いかもしれません。
1万ぐらいから買える安価な集音器は音響機器で、細かい機能はついておらず、全ての音を大きくします。
補聴器は、厚生労働省が定めた安全性や補聴効果が認められている医療機器と認定されたものです。価格は、細かい機能によって変ります。
補聴器は製造や販売に規制がされているため、補聴器販売店や認定補聴器専門店、認定補聴器技能者のいるお店で販売されています。
補聴器には、周囲の雑音を抑え、話し相手の「言葉」をはっきりと耳に届けてくれる機能があります。集音器にはその機能はありません。たとえば周辺の音や声が邪魔をして、聞きたい声が聞き取りにくくなってしまうことがありますが、前方の音を優先して聴きやすくする機能を持った補聴器もあるので、賑やかな場所でも会話をスムーズに楽しむことが出来ます。
◆補聴器を着けるメリット・デメリット
◇メリットは、メガネや入れ歯と同じようにサポート器具として使うことによって、音が聞き取りにくい不便さを改善し、生活できるということ。テレビや電話、携帯電話の音声もより明瞭になり、快適に会話をすることができます。小さな音も拾ってくれ、ささやき声、小鳥のさえずりや川のせせらぎ、遠くのドアが開く音、インターホンの音も。聞こえていなかった小さな声や音を、必要な音量まで大きくして耳に届けてくれます。
こうした身のまわりのさまざまな音が聞こえてくることで、暮らしにハリが出る効果もあると言われています。
危険も察知しやすくなり、後ろから近づいてくる車や自転車に気が付かず、ハッとすることも減り、危険を未然に回避することにもつながります。
◇デメリットは、補聴器を作るにあたり個人に合わせていくので、調整に時間がかかること。購入後は、調整の手間が面倒になって、結局補聴器を使わなくなってしまうことも。
そんなことも踏まえ、自分の生活にあった補聴器を上手に使って、快適な生活を送る第一歩に、不安な点、不明な点は直接プロに聞きながら、自分の耳のことを知っておくことが大事です。今では電池の要らない充電式の補聴器や、音楽を聞くイヤホンより小さくなっていて目立たない耳穴式、耳穴を塞がない耳掛け式など、種類も豊富。電池式は店舗で交換も可能です(電池代別途)。
定期的な調整も、細かい聞こえの調整も店舗でやってくれるので、購入まえに、まずはメガネスーパーモラージュ柏店へ、お気軽にご相談ください。
メガネスーパーモラージュ柏店 TEL 04ー7137ー1182