千葉ジェッツのホームアリーナ『LaLa arena TOKYO-BAY』遂にお披露目!

東葛まいにち

 収容客数1万人規模の大型多目的アリーナ『LaLa arena TOKYO-BAY』(千葉県船橋市浜町2-5-15)が、2024年4月17日竣工。5月29日に開業を記念したお披露目イベントが実施された。

 スポーツ・エンターテインメントの力を活用した街づくりを推進する三井不動産グループの想いと、スポーツを通じて豊かなコミュニケーションの実現を目指すMIXIの想いにより実現したもので、同アリーナは千葉ジェッツが2024-25シーズンよりホームアリーナとして利用することが決まっている。また、7月6日、7日にはこけら落としとなる「Mr.Children tour 2024 miss you arena tour」の開催も決定している。

三井不動産株式会社 常務執行役員 若林瑞穂氏と株式会社MIXI代表取締役社長 木村弘毅氏

 三井不動産株式会社 常務執行役員 若林瑞穂氏は、「LaLa arena TOKYO-BAYは、スポーツ・エンターテインメントを生かした街づくりの中核を担う事業。コロナ渦を経てスポーツをはじめとするリアルな価値の強さが再認識された。世の中のデジタル化が進むほど、人々はデジタルでは感じ得ない感動体験や五感で感じるリアル体験に、より高い付加価値を見出していく時代と考えている。当社グループ初のアリーナ事業となるLaLa arena TOKYO-BAY開業に当たり、ららぽーとTOKYO-BAYとの相互送客などの連携も強化し、スポーツ・エンターテインメントを生かした街づくりを進めていきたい。地域の皆様と共に成長し、行きたくなる街の実現を目指していく。お客様に様々な価値を提供して参りたい」と話した。

LaLa arena TOKYO-BAY外観

 株式会社MIXI代表取締役社長 木村弘毅氏は、「千葉ジェッツの更なる飛躍と地域社会への貢献を願い、三井不動産様と共に専用ホームアリーナを発表できることを大変嬉しく思う。最新技術と設備を備え、バスケットボール観戦の新たなスタンダードとして、文化として日本にバスケットボールを根付かせることを目指している。専用ホームアリーナではARなどの最新技術を駆使した新たな観戦体験や、アリーナ全体を使ったインタラクティブな演出など、これまでにはないエンターテイメント体験を提供。アリーナ内にVIP席やラウンジなど、人が集い交流できる多様なコミュニケーションスペースを設け、観戦体験をさらに豊かにしていく。スポーツを通じて地域社会を活性化させる取り組みを積極的に行っていきたい」と話した。

VIP LOUNGEにはバーカウンターやテーブル、椅子を常設。イベントの前後も楽しめる空間
2階客席から見たアリーナ 会場はすり鉢型のボウルデザインを採用、演者や選手との距離が近く感じられる設計
原寸大のバスケットコートがペイントされた、ファン同士が交流できる空間「BOOSTER SQUARE」
千葉ジェッツのホームロッカー

 2階コンコースの2か所に、株式会社ヘラルボニーの作家による壁面アートを設置。

 ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験カンパニー。国内外の主に知的障がいのある作家の描く2,000点以上のアートデータのライセンスを管理し、さまざまなビジネスへ展開している。

壁画を描いた吉田 陸人さん

(取材・文=松原美穂子)