晩夏の大空へ -こうのとり放鳥

地域・自然

 野田市の飼育施設『こうのとりの里』で飼育している2羽のこうのとり「コウくん」「コウちゃん」のペアに托卵した卵から2021年5月7日に誕生した「リンちゃん」「ミズキくん」が成長し、8月11日同施設にてソフトリリース※された。

大空を羽ばたくミズキ

 8月11日㈬11時に同施設観察棟ケージの天井を開放。日中は気温33度と暑さもあってか、なかなか飛び立つ様子はなく、14時30分頃、施設上空に2017年誕生した雄の「ヤマト」が飛来し、放鳥を見守るように施設付近に滞在。涼しい風が吹き始めた15時53分「リン」が先に飛び立ち、16時44分に「ミズキ」も無事大空へと飛び立った。放鳥は2015年以降、7年連続で成功となった。

電柱の上で様子を見守るヤマト


※ソフトリリース=ケージを開放し、自らの意思で飛び立たせること。


 野田市では、今後もこうのとりの情報を発信。こうのとりを見かけた際は、「コウノトリ見守り時注意喚起(・半径150メートル以内に近づかない・餌を与えない・追いかけない・脅かさない・音による誘引をしない・ストロボ等の光を発しないこと)」に留意し、温かく見守ってほしい。


■こうのとりの里  


野田市三ツ堀369番地。公開時間:10時~12時、13時~15時。
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始。入場無料。
☎04・7197・1741。※感染症対策に配慮しながら開館中。


アクセス:東武野田線(東武アーバンパークライン)梅郷駅より茨城急行バスで「野田梅郷住宅」下車 徒歩10分。まめバス南ルート(循環)左回りまたは、新南ルート(老人福祉センター行)で「しらさぎ通り入口」下車徒歩7分。駐車場100台。