流山市と日本GLP ALFALINK 包括連携協定を結ぶ

地域・自然

 「都心から一番近い森のまち 流山」と謳われている流山市。緑豊かな自然を残しながらも人口増加率が千葉県内で5年連続一位を記録している。今後、更なる地域社会の発展が期待される流山市と物流事業をけん引する日本GLPが、11月19日に包括連携協定を締結した。流山市が物流施設デベロッパーと包括連携協定を結ぶのは初めてのことだ。

左から千葉大学の原祐介特任准教授、日本GLPの砧左義之社長、井崎流山市長

 東京ドーム9個分の敷地に巨大倉庫8棟(現在完成4棟)を有するGLP ALFALINK流山。1棟が4階構造となっており、強度な免震構造、非常時の電力供給、24時間の警備体制、最先端技術の導入などを実施、また働く人々に快適な環境を提供する各種施設を併設し、物流の新形態を実現させている。

 物流の需要が飛躍的に伸びている昨今、日本最大級の先進的物流拠点として、社会・地域に開かれた物流施設を目指している。確実にそして素早く荷物を運ぶために、ロボットの導入も取り入れ自動化を図る。

 今回の連携により、防災イベントを通した消防・防災意識の啓発、企業誘致による雇用の促進を進めることとなった。約5000名の雇用を生み、他の倉庫企業とあわせて地域全体では約10000名もの雇用を生む予定。また、市民や活動団体への活動場所の提供、小中学校の職場見学や職場体験、一周5キロのランニングコースの提供などが約束されている。

 物流施設内には託児所、ゆっくりと食事や休憩のできるカフェスペース、身体をほぐすヨガスペース、瞑想スペース、シャワー室などが設けられており快適に働ける環境づくりがなされている。このように、働き手の立場に立った環境づくりは、3K産業(きつい、きたない、きけん)と言われていた物流の昔のイメージを払拭する試みだ。今後は、地域住民主体の季節イベント、ヨガ教室、食と健康をテーマにしたイベントなどもプラニングされている。

(取材・文=高井さつき/写真=高井信成)


■GLP ALFALINK流山

流山市平方字下中谷806番地1

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