市川市と米国ガーデナ市姉妹都市締結60周年

ちば湾岸エリア

ガーデナ市 公式団来訪

市川市

米国カルフォルニア州ガーデナ市から公式市民団15名が、10月31日から11月4日まで、市川を来訪、市民らと友好を深めた。

これは両市の姉妹都市締結60年を祝っての記念来日。市川市は来年創立90年を迎える。ガーデナ市との交流は、市の発展と共に深められて来た。

市川市とガーデナ市が姉妹都市を締結した理由は、ガーデナ市がロサンゼルス空港から1時間の所に位置し、市川市と同じ都心のベットタウンであること。人口の2割が日系という歴史を持っていること等だ。

これまで最も盛んに行ってきたのが、高校生を中心とした青少年の相互派遣だ。夏休みを利用してホームステイ滞在をしながら、異文化に触れ、親睦を深め、多くを学ぶ定期的なこの交流は、1977年から始まり、今日に至る。

今回の訪問団はガーデナ市長、議員、警察長、子ども、福祉担当部長、そしてガーデナ姉妹都市協会のメンバー。短期間ながら、市内図書館、学校、市役所の視察を初め、市川市民まつりに参加したり、神輿かつぎを体験。行徳地域の「ガーデナ通り」と命名された道路看板除幕式に参列した。

今回初来日したジーナさんは、「どこへ行っても、とても配慮してもらい、皆さんが親切で、素晴らしい。来年は旅行で来たい」と語った。

かつてバブル期には多くの都市が海外都市と姉妹都市締結を行い交流していたが、現在はそうとばかりはいえない状況だ。実際、この60年の間に、市川市は人口が増加し現在49万人に、一方ガーデナ市は人口減少が続き、約6万人となっている。少子高齢化社会の中で、これからの国際交流はどうあるべきかが、今後の課題だろう。

※写真;左からプレゼンターの石原みさ子議員、トレーシー・ナカオカ会長、セルダ市長(写真提供:市川市)