アニメ・漫画を使った市のPR活動、障害者支援、引きこもり支援など、地域活性化のために活動している市民公益活動団体『できる街プロジェクト』。
同プロジェクトが手掛ける人気4コマ漫画『超普通地区トーカツ伝説』(東葛まいにち新聞連載)をベースとしたアニメを、千葉商科大学政策情報学部の楜沢ゼミ生が制作中だ。
同学部は、現代社会のさまざまな問題に対して『地域』と『メディア』の2つの観点から新たな解決策を生み出し、豊かな社会の実現に貢献できる人材育成を目的としている。
楜沢ゼミでは絵画、映像、漫画、音楽、文学などあらゆる手法で、自らの価値観を表現することをテーマにしており、今回のコラボレーションが実現した。
ゼミ生の染谷泰輝さん(3年生)は、ゲームソフトで作った作品を投稿した時、知らない人からコメントをもらうことで『自分が発信したことに反応が返ってくるのが面白い』と感じた。
「今回のプロジェクトでは作品を制作して発表できる上に、地域のためにもなるのがすごく良いと思う」と話す。
常澄ひまりさん(3年生)は「映像の編集や、制作のスケジューリングなど大変なこともあるけど、自分の書いたキャラクターが動くのを見るととても嬉しい気持ちになる」と話した。
完成したアニメは2023年2月公開予定、Youtubeおよび柏駅前大型ビジョンや、鎌ヶ谷市サイネージ等で放送予定だ。
(写真・文=松原美穂子)