2024年10月26日(土)、第79回千葉県高等学校駅伝男子大会は、千葉県総合スポーツセンター東総運動場折り返しコースで開催された。
八千代松陰高校は、1区鈴木琉胤選手が日本人選手区間新記録の28分51秒で区間2位に45秒の大差をつけて2区へリレー。その後も1度も先頭を譲らず、7区間中5区間を区間賞の走りで、2時間4分33秒の大会新記録で優勝した。
優勝した八千代松陰高校は12月22日㈰に開催される全国高校駅伝に出場する。東葛地区出身の4選手に話を聞いた。
1区 28分51秒(日本選手区間新) 3年 鈴木琉胤さん(松戸市立小金北中出身)
設定タイムは先生からは29分10秒と言われていて、自分の中では29分00秒で上回ってやるというつもりで走った。5km通過が14分50秒で、その段階では区間新の手応えはなかった。最後に自分が思っていた以上に力が残っていて、今まで練習で補っていた距離が生きてきたと思った。
全国高校駅伝1区を走ることになったら日本人区間記録の更新を視野に入れて区間賞は目指す。区間新を取れても区間賞でないと意味がないので区間賞を狙いその結果、区間新が出せたらと思う。
2区 8分43秒(区間2位) 3年 河田珠夏さん(松戸市立常盤平中出身)
インターハイ以降は距離を踏んで順調にここまで来た。今回は特に希望区間はなく、とにかく駅伝を走りたい(過去2年は走れなかったので)。今日は不完全燃焼。もう少し速くスパートできたかなと思う。今年は試走で10kmと5kmのコースを主に走っていたこともあり、距離の感覚が少しずれていたかなと思う。もう1回、調子を整えて本番を迎えたい。
5区 8分39秒(区間賞) 2年 上杉敦史さん(流山市立常盤松中出身)
3kmコース以外の5区間を主に走っていたので5区と決まったときは区間新を狙っていた。流れを見て、3区で少し差を詰められていると聞いていた。残り4区間で逃げ切るために前半から飛ばしていくように指示はあった。区間新は出せなかったが、レース展開での中での力は発揮できた。
7区 14分53秒(区間新) 3年 和久井夏輝さん(松戸市立常盤平中出身)
昨年は関東大会(千葉県開催)で4区を走り、4区(8km)と7区(5km)ではスピードは違うと感じた。昨年、8km区間を走っているという気持ちの面での安心感はあった。区間記録を更新したが、もう少しタイムは出せたというのが正直なところ。下りが得意なので全国高校駅伝は2区か7区を走りたい。インターハイはあと一歩で決勝進出できなかったり、昨年は県大会2区、関東大会4区を走りながら全国高校駅伝を走れなかった悔しさが今日の走りにつながった。チームとして全国高校駅伝は優勝できる戦力は整っていると思う。優勝を狙いたい。
(取材・写真=さとる)