市民がつくる『食育えほん』

 ラコルタ柏(教育福祉会館)で3月15日、自主活動支援講座※『絵本づくり』の発表会が行われた。テーマは『食を大切にする絵本づくり』。

 中央公民館 生涯学習専門アドバイザー 高野山 武さんの指導のもと、参加した生徒6人は、8回に渡り講座を受講。『実際に読者を想定し、子どもに手に取ってもらえるような作品』を目指し、パソコンを使っておよそ100時間をかけ、オリジナルの絵本を完成させた。

自分のつくった絵本をスライドに映しながら発表する生徒

 参加した谷口さんは「講座に参加したことで自分の知らないことを知ったり、デジタル機器の使い方を学んだりできてとても楽しかった。大変刺激になりました」と話した。

 高野山さんは「絵本づくりはもちろん、パソコンを触ったこともなかった生徒たちが、回を追うごとにどんどん上達して、図形だけで人物や花を描けるようになった」と感慨深げ。

 アドバイザーの大瀬由生子先生は「本気の想いがなければ形に出来なかった。絵本には皆さんのものすごいパワーがつまっている」と講評した。

完成した絵本を手に笑顔の参加者たち

完成した絵本は、市内保育園や幼稚園での読み聞かせを予定している。

(取材・文=松原美穂子)

※自主活動支援講座とは、市民のコミュニティ育成や人材育成を図ることを目的としたもの。