「ただそこに集まれる、ここにいられる、そんなホットできる憩いの場を提供したい」と「だがしや あめちゃん」代表の畑中由美子さん。スタートは2023年5月の印西市まちなか音楽祭への参加だった。駄菓子やゲーム、くじ引きなどの販売の際には子どもたちがたくさん来てくれた。その後、移動駄菓子屋スタイルでイベントに参加するようになった。
「だがしや あめちゃん」は子育てを通して、子どもたちが楽しむ居場所作りに貢献したいとの思いを持った5名でスタート、現在のメンバーは7名。
一方、子ども食堂も運営する。「大人と子どもが関われる場所が昔と比べて少なくなってしまった」。安心して交流できる地域食堂を開きたいと思い、2024年11月には印西市高花の南インド料理店インダスレイを借りて「あめちゃんしょくどう」を始めた。
毎月第3月曜16時から18時まで開店、おにぎり2個とみそ汁を300円で提供する。子どもたちからは「お米がおいしかった」、「ホウレンソウがおいしかった」と、うれしい反応がある。米や野菜は近くの農家さんが協力してくれている。
畑中さんは小学生の頃から人を集めて遊ぶのが好きだった。親類の家で大勢の大人や子どもたちが集まり、食事をしながらの団欒の記憶も「だがしや あめちゃん」の原型となっている。
その他、木下骨董市で駄菓子屋、市民活動支援センターで「あめちゃんカフェ」を開き、障害者就業支援施設で作られたお菓子などを販売するなど、奮闘している。
「子どもに遊び道具を提供したり、ワークショップやイベントなどの運営を手伝ってもらいながら、得意なところを褒めて自信を持たせ、いろいろなことにチャレンジ出来るようにサポートしたい」と力を込める。運営で大切にしていることは「笑顔」。人見知りの子どももいるので無理強いはしない。子どもたちは外で会っても「あめちゃん」と言ってくれる。
▽問:Dagashiya.amechan@gmail.com 「だがしやあめちゃん」
●次回は大河原亜矢子さんにバトンを渡します。